NHK会長 福岡放送局での登録有形文化財破損で陳謝「あらためて深くお詫びする以外ない」「本当に残念」
NHKの稲葉延雄会長は18日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、NHK福岡放送局での文化財破損について、陳謝した。 【写真あり】NHK 紅白ゲスト審査員を発表 横浜流星、内村光良、青山剛昌氏、河合優実、堀米雄斗ら NHK福岡放送局は今月10日、福岡県福津市にある国の登録有形文化財「津屋崎千軒民俗館 藍の家」を破損させたとして公式サイトで謝罪。同局によると、8日にニュース番組の取材のため「津屋崎千軒民俗館 藍の家」で撮影していた際、カメラを支える三脚の一部を誤って窓ガラスに接触させ、1枚を破損させたという。 「貴重な文化財を破損したことを深くお詫びいたします。関係機関の指導に従い、適切に対応してまいります。改めて文化財の保護を徹底し、再発防止に努めます」と謝罪した。 同局を巡っては、今年5月にも、Eテレの番組「芸能きわみ堂」(金曜後9・00)のロケで国の重要文化財の一部を破損。昨年も3月まで放送していた連続テレビ小説「ブギウギ」でも要文化財に指定されている滋賀県東近江市・百済寺(ひゃくさいじ)の本堂の一部を破損する事故が起きている。 この件について、稲葉会長は「あらためて深くお詫びする以外ない」と陳謝。「再発防止策もスタッフがより注意するしかない」とした。 こういった事態が続いたことに「本当に残念に思います」とし、「スタッフ全員が意識して、撮影しているところだけじゃなく、撤収をする際にも注意して、周囲の人も見ながら、徹底した管理をしていくべき」とした。