和歌山のジャイアントパンダ「楓浜」が4歳に 命名者30人が祝う
4歳になったジャイアントパンダ「楓浜(ふうひん)」を祝う誕生日イベントが11月22日、アドベンチャーワールド(白浜町堅田)で開かれた。(和歌山経済新聞) 【写真】園内に設置された「楓浜フォトスポット」 楓浜は2020年、父「永明(えいめい)」と母「良浜(らうひん)」の間に生まれた同園17頭目の雌パンダ。出生時の体重は157グラム。11月15日現在の体重は105キロ。名前は、秋に色づき美しく変化するカエデのように豊かに成長する姿を、たくさんの人に温かく見守ってもらい愛される存在になるようにとの思いを込めて名付けられた。 この日は、楓浜の命名者の中から希望者30人が来園。楓浜には、敷き詰めた細かく砕いた氷と所々にちらしたリンゴやニンジンのほか、4歳にちなみ黄色の数字「4」やハート4つ使った「四つ葉のクローバー」の氷をプレゼントした。イベントの様子はオンラインで配信し、1700人以上が視聴した。屋外運動場に姿を見せた楓浜は、プレゼントを見つけると興味を示し、近づいて匂いを嗅いだり、触ったりし、リンゴやニンジンを見つけて食べた。ひとしきり氷を堪能すると、敷き詰めた氷の上に座り、竹を抱えて食べ始めた。 閉園後の18時30分からは、SNSで募集した「#楓浜BEST」をテーマに、飼育スタッフと参加者で楓浜の成長を振り返ったり、特製誕生日ケーキをプレゼントしたりするオンライン誕生会を開く。このほか、12月上旬まで楓浜の写真を使った等身大パネルを飾ったフォトスポットを希少動物繁殖センター「パンダラブ」前に設置する。 東京から訪れた命名者の女性は「楓浜の姉・結浜がまだ赤ちゃんだった頃に訪れ、パンダファンになり、年3回ほど来ている。楓浜は聞き分けがよく、とても賢い。とても整った顔立ちの愛らしいパンダ。いつか楓浜の子どもの顔も見られたら」と笑顔を見せる。 飼育スタッフの新谷希未代さんは「楓浜は毎日、元気にたくさん食べる。体重も100キロを超え、ますます元気。以前は氷を優先していたが、今日は竹に興味を示し、成長を感じた。普段はまだまだやんちゃな姿も見せる。たくさん竹を食べて元気に過ごし、皆に幸せを与えるパンダになってほしい」と話す。 ※命名者の人数を削除しました(2024年11月22日12時00分)。
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