【マリーゴールド】青野未来 ワールド王座戦中止の緊急事態でUN王座V3 次期挑戦者は桜井麻衣
女子プロレス「マリーゴールド」のユナイテッド・ナショナル(UN)王座を持つ青野未来(34)が、王者の貫禄を示した。 V3戦(14日、東京・後楽園ホール)でスーパーフライ級王者の翔月なつみ(35)と対戦。ヒザ蹴りを中心にキックで猛攻を仕掛けてくる挑戦者に苦戦を強いられたが、ニークラッシャー、低空ドロップキックと脚殺しで蹴りを封じた。 ダイビングダブルニードロップであと一歩まで追い込まれながらも、起死回生のタイガードライバーを発射。さらに必殺のスタイルズクラッシュからあえてフォールにいかず、テキサス式四つ葉固めでギブアップを奪った。 試合後は「次の挑戦者、お待ちしてますよ」と呼びかけると、この日、MIRAIとのミライサクでツインスター王座のV4に成功した桜井麻衣が登場。来年1月3日東京・大田区総合体育館での挑戦を表明された。 シングルリーグ戦「ドリーム・スターGP」で時間切れドローに終わっている青野に断る理由はない。「いいねえ。引き分けだったこと、ずっと悔いてる。完全決着つけましょう」と応じ、ベルトを誇示してにらみ合った。 この日は当初、王者Sareee対高橋奈七永のワールド王座戦が行われる予定だったが、前哨戦で王者の裏投げをくらった高橋が首を負傷。「脊柱起立筋損傷」の全治3週間と診断され、同王座戦は12月13日の新宿大会に延期となった。 最高王座戦中止という緊急事態で存在感を見せつけたUN王者は、まだまだ上を目指す。
東スポWEB