加藤浩次「楽な車に乗っている場合じゃない!」 葉山・横須賀エリアのカーマニアとふれあい学ぶ
■築100年 車好きが集うカフェ
最後に加藤さんが訪問したのは、国道134号沿いにある『リバイバルカフェ』。名車やレア車が止まっている駐車場を発見すると、加藤さんは「すげえ車! カウンタックがある! こんな珍しい車が、いっぱいあるカフェないよ」と興奮しながらお店に入りました。 加藤さんが、1964年式『MG MGB マーク1』で来店したお客さんに話しかけると、「このカフェにはよく来ています。普通は乗るために維持するじゃないですか。維持するために乗っているんですよ。その目的が、このお店です」と明かしました。加藤さんが、「ここに来ると、車ファンというか旧車好きの人と話ができて楽しいですか?」と質問すると、お客さんは「楽しいです」と即答しました。 2018年に『リバイバルカフェ』をオープンしたオーナーの三﨑由湖さんは、毎年クラシックカーラリーに出場するほど車が大好き。カフェを始めたきっかけについて、三﨑さんは「元々のコンセプトが、車好きが集まる場所、自分が行きたいお店をつくりたかったんです。三重、長野、仙台から、けっこう若者が日帰りで来ます」と明かしました。すると、加藤さんは「若者が旧車好きって、けっこう減っているイメージがあるんですけど?」と聞くと、三﨑さんは「けっこう最近、(このカフェには)車好きの若者が増えている」と明かしました。 また、店名の“リバイバル”の由来について、三﨑さんは「つぶれそうだった蔵が、取り壊しになるということで、ちょっともったいないなと思って見に来たら、一目ぼれして購入した。2年かけて自分たちだけでリノベーションしました」と、解体寸前の物件をリノベーションしたことが理由だといいます。
そして、ランチ目的に訪れていたお客さんが、1988年に登場した『ランボルギーニ カウンタック 25thアニバーサリー』を見せてくれました。 カウンタックを間近に、北海道出身の加藤さんは「札幌のデパートに、スーパーカーが来たんだよ。高校1年生か2年生かな。カウンタックが止まっていたんだよ」と懐かしみました。また加藤さんは、約15センチで全開になるという窓ガラスの隙間について「これ全開よ! ファストフードのドライブスルーで(買ったものが)入らないじゃないですか! 押し込まないと無理だよ」と、爆笑しました。 最後に、カフェのオーナー・三﨑さんにとって“リバイバルカフェ”とは? と質問すると「大人の学校、大人の幼稚園です。年配の方から若い方までの情報交換、(車好き同士が)会話をしながら学ぶ場所になっています」と語りました。加藤さんも、「インターネットで調べるより、人と話すだよ。これ、スゴい大きいと思う」と共感しました。 今回、葉山・横須賀エリアの車や人と触れあった加藤さんは、「ちょっと自分、反省した。50代で楽な車に乗っている場合じゃない! 小森さんや、市来さんという俺より上の世代が、旧車のマニュアル車を乗っていると知って、目を覚ましましたよ」と、車に対する意識を変えたいと明かしました。
(7月1日放送のBS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴』ガレージのぞき見SP 葉山・横須賀編を再構成)