シェア全国一位「おぼろ昆布」の生産ピーク 職人が手作業で0.01ミリの薄さに 新幹線開業で売り上げ増加【福井・敦賀市】
福井テレビ
敦賀市名産で全国一のシェアを誇る「おぼろ昆布」が、生産のピークを迎えています。 「敦賀昆布」では、4人の手すき昆布職人が作業に当たり、専用の包丁で一枚一枚を削っています。昔から冬場の売れ行きが良く、12月が生産のピークです。 おぼろ昆布は江戸後期に始まったとされ、酢に浸し乾燥させた昆布を職人が手作業で 薄さ0.01ミリほどに削り出すものです。 県昆布商工業協同組合によりますと、今シーズンは昆布の生産量が落ち込む厳しい状況の中、北陸新幹線開業により観光客が増え、おおむね売り上げは伸びているということです。 敦賀市は、国の無形民俗文化財を目指し、「おぼろ昆布」の調査と支援の検討進めています。
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