NMB48、「新10期生」最年少は小学校6年生 「クセ強メンバー揃い」で満員の客席が湧き上がる
NMB48の10期生による『10期生特別公演』が7月28日、「NMB48劇場」(大阪市中央区)で開催。スター候補生たちが躍動する様子に、満員の客席が湧き上がった。 【写真】最年少、小学校6年生の竹田京加 ■ 10期生最年長は22歳、個性豊かな面々 NMB48に新たなメンバーが加入したのは、2022年12月19日にお披露目された9期生以来。石山千尋、岩波柚花、内田愛彩、木根彩呂花、澁谷愛紗南、高橋ことね、武田京加、田中ミリア、中川朋香、永田楓花、三鴨くるみ、宮崎紗衣、宮原心音、村井悠莉、山口美桜の15名が、まずは「研究生」という形でNMB48としての活動を本格的にスタートさせた。 今回の『10期生特別公演』で、特に注目を集めたメンバーは高橋ことねではないだろうか。オープニング曲「絶滅黒髪少女」でセンターポジションを担い、ユニット曲「砂浜でピストル」、ラストの「青春のラップタイム」でもセンターをつとめた。中でも開演の合図が鳴って「絶滅黒髪少女」の演奏が始まり、ステージが照らされた瞬間、高橋が真ん中に立っていたインパクトはかなり強かった。 そんな高橋は、自己紹介コーナーでの特技披露で一発ギャグを3本も見せた。ランニングの掛け声「1、2、1、2、さむっ」と身を縮み込ませるネタなどで客席をザワつかせ、同公演のMCの6期生・出口結菜から「こういうところでギャグをしたら何年もやっていかなアカンくなるで!」と苦笑いされたものの、度胸が感じられた。 10期生最年長(22歳)で、締めの挨拶も任された三鴨くるみも目立った。「絶滅黒髪少女」では高橋とともにダブルセンターを担い、10期生にとって初の大舞台を牽引。特技披露では、「セミの一生」を題材とするラップを韓国語でパフォーマンスした。格好良さの中に独自の世界観が光るメンバーである。 三鴨と11歳差で10期生最年少の小学6年生、竹田京加も楽しみな存在ではないか。「青春のラップタイム」では、センターポジションの高橋の両脇を三鴨と一緒に固めた。特技披露では縄跳びをやってみせ、「二重跳びは最高120回」と明かして驚かせた。 そのほか特技披露で興味を引いたのが、山口美桜。「どんな質問でも大きな声で答えます」とし、好きな動物は「猫!」などマイクを使わずにハキハキと回答。MCである上西怜が「あの渋谷凪咲さんと同じ特技」と2023年に卒業したレジェンドメンバーの姿に重ねた。 今回の『10期生特別公演』で感じたことは、前述したように三鴨と竹田が11歳差という部分など、キャラクター性と多様さを重視した体制であること。それぞれのキャッチコピーも、上西が「変えるなら今やで」と唖然とするほどクセが強いものばかり。三鴨が最後の挨拶で「年齢も出身も個性もバラバラ」と話していたが、そういった個性豊かなメンバーが一つにまとまったとき、どのようになるのかが楽しみでもある。 10期生は今後、8月15~17日に「Zepp Osaka Bayside」(大阪市)で上演『NMB48真夏の紅白祭り2024』の前座で出演。また石田優美がプロデュースする8月17日の公演『NMB48 NEXT GENERATION LIVE 2024」に8期生、9期生ともに出演する。 取材・文/田辺ユウキ