ビール類、23年販売アサヒ首位 「第三のビール」増税でキリン減
発泡酒などを含むビール類の大手4社の2023年販売実績が11日、出そろった。10月に増税となった第三のビールの比重が大きいキリンビールを除き、3社が前年比でプラスとなった。市場シェア首位は22年に続きアサヒビールとみられる。ビールは減税が追い風となり、ビール類の販売数量に占める割合は6年ぶりに50%台へ回復したもようだ。各社は24年もビールの販売を強化する。 販売数量はサントリーが9%増、サッポロビールが2%増、キリンは5.9%減だった。数量非公表のアサヒは金額ベースで3%伸ばした。市場規模と販売数量から推計すると、アサヒが首位だった。市場全体の販売数量は各社推計で約1%減。