大学生の娘が店長から「学生ならシフトたくさん入ってね」と言われているらしい…。いくら以上稼いだら「扶養」を外れますか?
シフトに入ってほしいと言われた場合の対処法
ここからは「もっとシフトに入ってほしい」と言われた場合の適切な対処法を紹介します。アルバイト先も貴重な人材を欲しているため、丁寧に伝えることを心がけましょう。 ■扶養を超える旨を詳しく伝える 扶養ギリギリで働いている場合は「これ以上働くと扶養を超えてしまう」と具体的な時間や金額とともに伝えましょう。シフト管理を行う店舗責任者が労働時間を適切に管理できていない可能性があります。「現在扶養ギリギリで働いているので、これ以上は難しいです」と伝えるのがいいでしょう。 ■毎月8万5000円と事前に伝える 働き始めて間もない場合は、あらかじめ毎月8万5000円以内のシフトに収めてほしいと伝えましょう。これから面接を受ける予定があれば、面接時に伝えることが大切です。 多くのアルバイト先は「学生は扶養の範囲内に収めるべき」との認識を持っています。しかし、実際に働くうちに、認識にずれが生じたり忘れたりしてしまうこともあるかもしれません。履歴書に記載することに加え、面接時に口頭で伝えることで、扶養を超えるシフトを組まれたり、要請されたりする事態を回避できるでしょう。
アルバイトは扶養内で稼ごう
保護者の扶養を外れると、社会保険料の支払いが発生し、せっかく稼いでも保険料で手取りが減ってしまう可能性があります。それだけでなく、扶養をはずれると親の扶養控除額が減ってしまうというデメリットもあります。 学業を最優先するためにも、学生時代のアルバイトは扶養範囲内にとどめることをおすすめします。無理のないシフトを組み、アルバイトを通して社会勉強を行いましょう。 出典 国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問)No.1180扶養控除 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部