[関西U-16 ~Groeien~]草津東は逆転負けも真剣勝負で果敢にチャレンジ。186cmGK野々村暢哉「1年後、2年後に活かしていきたい」
[4.27 関西 U-16 ~Groeien~G2第1節 桃山学院高 5-1 草津東高 ダイセル播磨光都第1G] 【写真】影山優佳さんが“人気女優”と代表戦を現地観戦「可愛すぎる」「勝利の女神が2人」 「今日の課題は、味方のミスを救ってあげられなかったところもあるし、やっぱり状況判断。そういうところもできてなかったなって思っています。任せてもらえる。後ろを任される存在になりたいです」 草津東高(滋賀)の186cmGK野々村暢哉(1年=MIOびわこ滋賀U-15)は、「関西U-16 ~Groeien~2024」G2リーグ開幕戦で奮闘。「最近あんまりチャレンジできてなかったんで、やっぱこの大会でチャレンジしていきたいなと思ったところでもあったので、やりました」と振り返ったように、積極的に前に出て相手のチャンスを阻み、ファインセーブもあった。 また、186cmのサイズを活かして制空権を握っていたが、草津東はクリアやビルドアップでのミスが重なるなど5失点。野々村は味方のミスをカバーできなかったことを悔しがっていた。 チームリーダーも務める野々村は、「チームでやっぱり『行けるかな』みたいな、そういう軽い気持ちで挑んでたところがあったと思います。だから、試合中にもミスとかいっぱいあって、それをミスで終わらせてしまったような、そういうところがありました」と準備、心構えの部分を厳しく指摘。そして、真剣勝負で学んだことを「1年後、2年後に活かしていきたい」と誓っていた。 確かにミスは増えたものの、それはチーム全体で果敢にチャレンジした結果。パスワークでの打開など随所で好プレーも見せていた。前半39分には、FW西藤有玖が右サイドの攻防で相手DFに競り勝って一気に前進。ラストパスをFW薗川颯人がゴールへ押し込み、先制した。 また、ともに技巧派のMF山崎蓮とMF福本大眞を軸に、ボールを正確に動かして押し返すシーンも。野々村が「今年の1年生は、元気があるチームです。やる気があって、こういう今回の悔しい悔しい試合も今後の試合に活かしていけると感じています」と説明する草津東は、今回の悔しさを必ず次に繋げる。 野々村の憧れのGKはリバプールのアリソン・ベッカーだ。シュートを打たせないこと、最後まで相手の動きを見て対応するという課題を改善し、後ろを任される存在へ。そして、「グロイエンの目標は、今は負けてしまったけど、ここから全勝して最少失点で抑えて1部(G1リーグ)に昇格して、来年、再来年で近江を倒して全国大会行きたいです」という目標を達成する。
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