ハリルホジッチ前監督会見(全文1)私に対するリスペクトがなかった
電撃解任されたサッカー日本代表のハリルホジッチ前監督が27日、東京・内幸町の日本記者クラブで記者会見した。 【写真】ハリルホジッチ前監督会見(全文2)豪州戦の後も2選手はがっかりしていた ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】電撃解任のハリルホジッチ前代表監督が記者会見」に対応しております。
解任の4月7日以来、私の口から話をする初めての機会
司会:それじゃあお待たせしました。時間になりましたので、会見を始めさせていただきます。本日はサッカー前日本代表監督、ヴァヒド・ハリルホジッチさんにお越しいただきました。ハリルホジッチさんは2015年、日本代表の監督に就任され、昨年6大会連続のワールド杯にチームを導かれましたが、今月の7日、監督契約を解除されました。その際、フランスで、日本で記者会見を開き、自分のお考えを述べたいということを強く主張されていましたので本日の会見開催となりました。 続きまして会の進行についてご説明いたします。まずハリルホジッチさんから通訳込みで30分ほどお話をいただきます。続きまして皆さんからの質問をお受けいたします。全体で1時間を予定しております。本日の使用言語はフランス語と日本語、それから通訳は臼井久代さんと【ナカジケイ 00:03:08】さんにお願いしております。申し遅れましたが私は当記者クラブの企画委員のスポーツニッポン新聞社、宮内と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 それから質問のほうですけれども、質問のある方は挙手してください。私のほうから指名させていただきます。指名を受けられましたら何カ所かあるマイクのところにお進みいただいて、社名とお名前を名乗ってから、ちょっと時間の関係もありますので端的に質問をお願いいたします。以上でございます。それではハリルホジッチさん、お願いいたします。 ハリルホジッチ:お集まりの皆さんこんにちは。このように皆さま、今日はお越しいただきましてどうもありがとうございます。今回初めて4月7日以来、私の口からお話をさせていただく機会となりました。やはりここ日本で3年間仕事をしてまいりましたので、この地でお話をさせていただきたいと思ったわけでございます。この日本という素晴らしいお国を私自身、初めて体験してまいりました。そしてこの私どもが家族とともに大好きな日本というお国でございますけども、やはりそこには伝統が、歴史が、そして文化が、そしてまたさまざまな習慣というもの、それに加えましていろいろな仕事のやり方というものがあり、それを大いに評価しているわけでございます。そしていろいろなものを敬いながらやる。こうした日本というお国。 そして私自身はこの日本という大変素晴らしいお国に参りましたのは、観光客として、物見遊山で来たわけではなく、やはりもしかしたら私のこの手で、この日本というお国のサッカーに、何かをもたらすことができるのではないかという気持ちで来たわけでございます。私自身もこの素晴らしい日本というお国をこんな形で、こんなふうな形で去ることになるなどとは考えたことはございませんでした。そして私自身が今まで考え付く限りの最悪の悪夢というものの中においてもこんなことを考えたことは一度としてなかったわけであります。私の志といたしましては、やはり、この日本というお国において、しっかりとした形で仕事を、私のチームとともに終えたいと考えていたわけでありまして、そして日本のサポーターの方々、そして日本の国民の方々によって、この日本チームというものが素晴らしいヒーローという形で終わってほしいと思っていたわけであります。