西武・源田壮亮選手が明かす、妻・衛藤美彩との夫婦円満の秘訣「妻には毎日感謝の言葉を伝えています」
頭ごなしに「ダメ」とは言わないように
――反対に、子育てでやらないようにしていることや気をつけていることはありますか? 頭ごなしに「ダメ」とは言わないようにしています。子どもなので、危ないことをしたり、人に迷惑をかけたりすることももちろんあります。でも、その場の条件反射のように「ダメダメ」と言っても、あまり伝わっていない気がするんですよね。強く怒って、息子を怖がらせたくないなという気持ちもあります。 ――とはいえ、叱らなければいけないシチュエーションもあるかと思いますが、息子さんにどのように声かけをしていますか? 「これは危ないからよくないよ」とか「迷惑をかけちゃうからやめようね」などと、目を見てしっかり伝えます。赤ちゃんの頃からこうしていて、言葉はわからないこともあるかもしれないけれど、絶対伝わっていると思って話していますね。やっぱりなぜ叱られているのか、何がいけなかったのかなど、息子が納得してくれないと、叱る意味がないんじゃないかなと思うんです。最近は、驚くほどこちらの言うことを理解して、反応するようになってきました。
この日常は当たり前じゃない。源田家に飛び交う“ある言葉”
――奥様と子育ての方針や、息子さんにどんなふうに育ってほしいかなどを話し合うことはありますか? ありますよ。夫婦のコミュニケーションはものすごく多い方だと思うので、他の会話と一緒に、子どものこともよく話します。夜は、子どもが寝たら「今日も1日お疲れさま」の意味を込めて夫婦でハイタッチ(笑)。子どもがいると、ごはん、お風呂と夕方以降がすごく慌ただしいですもんね。無事に寝てくれるとホッと一息で、お茶やコーヒーを飲んだり、何かをつまみながら2人で会話する時間をたっぷり取っています。 ――あらためて、奥様に感謝の気持ちを伝えるなら? 僕はこれ、毎日のように伝えているので、あらためてじゃないんですよね(笑)。毎日感謝を伝えていますし、妻からも伝えてもらっています。恥ずかしいとか言いづらいなんてことはなくて、日々家族のために動いて頑張ってくれている妻には、心から感謝しかないです。我が家はいつも「ありがとう」が飛び交っていますよ。 ――素敵です……! 忙しいとついお互いへの気遣いや感謝を忘れてしまいがちですが、源田夫妻の円満の秘訣は? 結婚してから子どもを授かるまでに、夫婦としての基盤みたいなものはしっかり作れたのかなという気がします。第1子を授かるまでに思い通りにいかないことが多くて、落ち込んだことも何度もあって。いろいろな思いを共に乗り越えてきたので、絆が深まったんじゃないかなと思います。 今のこの日常は当たり前じゃないし、心から幸せだと感じます。育児をしていると大変さが勝る瞬間も当然あると思うのですが、我が子が生まれてきてくれて心の底からうれしいと思った、感動したあの気持ちはずっと忘れずに留めておきたいなと。と同時に、妻への労いの気持ちも忘れないようにしたいですね。 続きは、源田選手自身がどんな環境で育ったのか、今の子育てのルーツを探ります。<西武・源田壮亮選手「親に最初から否定されたことは一度もない」何でも挑戦させてくれた両親から受け継いだ姿勢>にて公開中。
【PROFILE】 源田壮亮
1993年2月16日生まれ、大分県出身。埼玉西武ライオンズの内野手で、2020年シーズンからは同チームのキャプテンを務める。2023年第5回WBCの日本代表に選出され、ケガを負いながらも、準々決勝のイタリア戦から決勝のアメリカ戦まで全試合スタメン出場、日本の優勝に貢献する。また、11月には三井ゴールデン・グラブ賞のパ・リーグ遊撃手部門で6年連続6度目の受賞を果たした。2019年にタレント、モデルの衛藤美彩さんと結婚し、2022年に第1子、2023年12月には第2子が誕生。