6月の年金支給日は14日?15日?年金スケジュールや「厚生年金と国民年金」の平均額を知る
2024年1月下旬に、厚生労働省は2024年度の公的年金の増額改定の発表とともに、年金額例を公表しました。 【年金スケジュール】6月の年金支給日はいつ?2024年度分をまとめてチェック ・国民年金(老齢基礎年金):6万8000円(1人分) ・厚生年金:23万483円(夫婦2人分)※ ※夫が平均標準報酬43万9000円で40年間就業し、夫婦ともにが国民年金満額受給のモデル夫婦の場合 2024年度改定後の年金支給は2024年6月からとなりますが、6月何日に支給されるかご存知でしょうか。 本記事では、公的年金の支給月や年金支給スケジュールについて詳しく紹介していきます。 記事の後半では、厚生年金と国民年金の平均月額や受給割合についても紹介しているので、あわせて参考にしてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確 認ください。
2024年度改定後の年金支給はいつから?年金スケジュールを確認
公的年金の支給は2ヶ月に1回、偶数月の15日に、該当支給月の「前月と前々月」の2ヶ月分が支給されます。 つまり、2024年度4月・5月の年金は「6月」の年金支給日に支給されるのです。 なお、15日が土日祝日の場合は、その直前の平日が年金支給日となります。 2024年の6月15日は土曜日にあたるため、2024年度最初の年金支給日は「6月14日」になります。 参考までに、2024年度の年金スケジュールを確認しておきましょう。 現役時代の給与とは違い、2ヶ月まとめての支給となるため、1回の支給に対して2ヶ月生活ができるように、しっかりと家計管理をすることが大切になります。
「国民年金と厚生年金」のリアルな平均額はいくら?
冒頭でお伝えした2024年度の年金額例は、あくまで「国民年金満額受給の金額」と「夫が平均標準報酬43万9000円で40年間就業し、夫婦ともに国民年金満額受給のモデル夫婦の厚生年金の金額」であるため、必ずしもこの金額を受給できるわけではありません。 では、厚生年金と国民年金のリアルな平均額はどのくらいなのでしょうか。 本章では、国民年金と厚生年金それぞれの平均月額・受給割合について紹介していきます。 ●国民年金の平均月額・受給割合 厚生労働省年金局の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金の平均月額は下記のとおりです。 【国民年金の平均月額】 ・男女全体:5万6316円 ・男性:5万8798円 ・女性:5万4426円 続いて、国民年金の受給割合は下記の結果となっています。 ・1万円未満:6万5660人 ・1万円以上~2万円未満:27万4330人 ・2万円以上~3万円未満:88万1065人 ・3万円以上~4万円未満:266万1520人 ・4万円以上~5万円未満:465万5774人 ・5万円以上~6万円未満:824万6178人 ・6万円以上~7万円未満:1484万7491人 ・7万円以上~:178万3609人 国民年金は、日本に住む20~60歳未満の人が原則加入対象であり、保険料は一律です。 40年間保険料を納めることで、老後に国民年金を満額受給することが可能です。 とはいえ、平均額をみると2024年度の国民年金満額受給額である「6万8000円」よりも低く、国民年金のボリュームゾーンは、5~7万円となっていることから、全ての人が満額受給していない現状がみてとれます。 ●厚生年金の平均月額・受給割合 厚生労働省年金局の同調査によると、厚生年金の平均月額は下記のとおりです。 【厚生年金の平均月額(国民年金を含む)】 ・男女全体:14万3973円 ・男性:16万3875円 ・女性:10万4878円 続いて、厚生年金の受給割合は下記の結果となっています。 ・1万円未満:6万1358人 ・1万円以上~2万円未満:1万5728人 ・2万円以上~3万円未満:5万4921人 ・3万円以上~4万円未満:9万5172人 ・4万円以上~5万円未満:10万2402人 ・5万円以上~6万円未満:15万2773人 ・6万円以上~7万円未満:41万1749人 ・7万円以上~8万円未満:68万7473人 ・8万円以上~9万円未満:92万8511人 ・9万円以上~10万円未満:112万3972人 ・10万円以上~11万円未満:112万7493人 ・11万円以上~12万円未満:103万4254人 ・12万円以上~13万円未満:94万5662人 ・13万円以上~14万円未満:92万5503人 ・14万円以上~15万円未満:95万3156人 ・15万円以上~16万円未満:99万4044人 ・16万円以上~17万円未満:104万730人 ・17万円以上~18万円未満:105万8410人 ・18万円以上~19万円未満:101万554人 ・19万円以上~20万円未満:90万9998人 ・20万円以上~21万円未満:75万9086人 ・21万円以上~22万円未満:56万9206人 ・22万円以上~23万円未満:38万3582人 ・23万円以上~24万円未満:25万3529人 ・24万円以上~25万円未満:16万6281人 ・25万円以上~26万円未満:10万2291人 ・26万円以上~27万円未満:5万9766人 ・27万円以上~28万円未満:3万3463人 ・28万円以上~29万円未満:1万5793人 ・29万円以上~30万円未満:7351人 ・30万円以上~:1万2490人 厚生年金は主に会社員や公務員が加入対象となり、現役時代の報酬に応じて保険料が変わるため、年収や加入期間によって老後に受け取れる厚生年金の金額が変わります。 厚生年金の受給割合は国民年金と比較するとバラつきがあり、受給額に個人差があることがうかがえます。 年金は、受け取れる年金の種類や現役時代の年収、加入期間などによって、受給額が変わるため、ご自身が将来どのくらい年金を受け取れるのか、事前に確認しておけると良いでしょう。 ご自身の年金見込額を詳しく知りたい方は、「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」で確認できます。