女子800メートル自由形の佐藤麗が日本一に照準…21日から競泳・静岡県高校総体
競泳の県高校総体が21日から県立富士水泳場で行われる。昨年の全国総体女子800メートル自由形で5位に入り、今年は日本一に照準を合わせる佐藤麗(飛龍2年)が、自己ベストの8分51秒23を超える8分50秒切りを目標に掲げた。 全国の参加標準記録を突破した選手を含む上位(8人)に東海出場権が与えられる県大会。佐藤が全国へ弾みをつける。158センチと小柄ながら上半身の力強さが持ち味だ。昨年の総体後からは、課題のスタミナ強化に取り組んだ。朝練習がない時は、朝早く登校して陸上トレに励んだ。「学校の周りを1時間ぐらい走って心肺機能を高めてます」と、胸を張る。 ライバルの高遥香(城南静岡3年)が、日本代表としてジュニアパンパシフィック選手権(8月21日開幕・豪州)に出場するため全国は欠場予定。大会や合宿でいつもしのぎを削る先輩が、不在となる。「県と東海総体は泳ぐようなので、高さんに勝って全国に行きたい」。日の丸を背負う好敵手に先着して確かな自信を手に入れる。(塩沢 武士) 〇…1年の上嶋万葉(かずは)が、男子100&200メートルバタフライに出場する。「万葉集」を連想させる名前だが、「小2の宿題で、名前の由来を聞いた時、母から『たくさんのハガキをもらえるような人気者になるように』と、言われたけど、諸説あるようです」と、笑う。将来有望の1年生が2種目で全国大会出場を狙う。
報知新聞社