【特集】「夢はメジャーリーガー」仲間たちの想い背負いプロの世界へ 坂井陽翔(読売テレビ「あすリートPlus」)
■「夢はメジャーリーガー」プロ入りのその先を見つめて
高校最後の夏、滝川第二高校は順調に勝ち進み、兵庫県大会の準決勝へと駒を進めました。 多くのスカウトたちがマウンドを見つめる中、この試合で先発を任された坂井選手。武器のストレートを軸に好投を見せましたが、惜しくも試合には敗れ、甲子園への切符を掴むことはできませんでした。 (坂井)「最後まであきらめずに全員でやれたので、全員に【ありがとう】と言いたいです。次のステージでは、遥か上のステージになると思うので、この試合よりもいいピッチングができるよう、これから準備していきたいと思います」 高校最後の夏が終わり、ついに迎えた運命のドラフト会議。発表前、学校の教室では同級生たちと和気あいあい、リラックスした表情を見せていた坂井選手ですが、会場では面持ちも一変。1巡目では名前が呼ばれず、張り詰めた空気の中、緊張した表情を見せていましたが、2巡目で楽天イーグルスから指名を受け、安堵の表情に。 見事、プロ野球選手になるという夢を叶えた坂井選手。ほっとした表情を見せつつも、期待の大型ルーキーは、すでにその先の夢を見つめていました。 (坂井)「(プロに)選んでもらえたことは、ほっとした気持ちです。しかし、自分は選ばれることが目標ではなく、(プロに)入ってから活躍することが目標です。しっかりその目標からブレずにやっていきたいなと思います」
■「田中将大が目標」楽天イーグルスを日本一へ
(同級生)「今日は楽しみましょう!乾杯!」 ドラフト会議後、3年間、苦楽を共にした野球部の仲間たちから、祝賀会を企画してもらった坂井選手。楽しいひとときを過ごした最後には、嬉しいサプライズメッセージが。 (同級生)「プロ入り、おめでとう!これから大学野球をする人も含め、それぞれの道があると思うけど、みんな坂井の背中を追いかけて頑張っていくと思うから、このまま学年の先頭に立ち続けて、僕ら全員を引っ張っていってください」 仲間たちからの熱い想いを背負い、これからプロの道を歩む坂井選手。11月24日に仙台市内で行なわれた新入団会見では、プロのユニフォームに袖を通し、これからへの想いを語りました。 (坂井)「田中将大選手を目標に、楽天イーグルスを日本一に導けるような選手になりたいと思います」 メジャー挑戦の夢、そして仲間たちからのまっすぐな想いを背負い、期待のルーキーは新たな1歩を踏み出しました。(読売テレビ「あすリートPlus」12月3日放送)