【バレー】中上 烈(洛南高)×松下晃大(東福岡高)「バチバチの注目エースコンビ」【月刊バレーボール2024年4月号バックナンバー ドリームマッチ対談】
――中心選手として、最終学年で伸ばしたいプレーはありますか? 中上 サーブレシーブです。ライトにどの選手が入るかによりますが、レシーブに参加することになるので、もっと安定させたいです。また、自分たちはライトのブロッカーの身長があまり高くないので、(ブロック)チェンジすることが多くなると思います。でも、自分がライトで跳んだあとのライトからの決定力が高くないのが今の課題で。レフトからのスパイクやバックアタックぐらい自然に打てるようにして、ライトからもどんどん決めたいです。 松下 自分も相手にいいエースがいるときにライトでブロックをすることが多いです。そのときにライトからあまり点を決めることができていないので、決定力を上げたい。そして、烈のように大事な場面で託されて、決められる選手になりたいです。 ――それぞれのチームに戻って、ライバルとしてどんな対決をしたいですか? 中上 お互いにライトでブロックに跳んでマッチアップもすると思います。そこは仲のよさは関係なく、相手としてバチバチで、全力で頑張りたいです。 松下 烈が決めたら自分も決めたり、いいライバルとして高め合いたいです。勝負のときはバチバチです! ――チームの目標はいかがでしょうか? 2人 日本一です。 中上 決勝で戦います! 中上 烈(洛南高〔京都〕) なかがみ•れつ/2年/身長190㎝/長浜北中(滋賀)/アウトサイドヒッター 爆発力のあるスパイクで1年生時からエースを任される。チームとしては5年ぶりの春高出場の立役者に 松下晃大(東福岡高〔福岡〕) まつした•こうた/2年/身長186.4 ㎝/千代中(福岡)/アウトサイドヒッター 高い身体能力を生かしたスパイクを武器に、2年生時からレギュラーに。今年度はエースとして一本立ちを目指す 取材/田中風太(編集部) 写真/山岡邦彦(NBP)、編集部 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 中上が「決勝で戦います!」と宣言した半年後、インターハイ準決勝で両雄は激突した。中上のバックアタックを含めた豪快なスパイクを軸に接戦を繰り広げたが、松下擁する東福岡が2-1で勝利。同校はその後、銀メダルを手にした。 今回の春高ではともに勝ち上がれば準々決勝で再び対戦。実現すれば、両エースの意地のぶつかり合いからも目が離せない。
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