パナソニック、2027年9月末めど蛍光灯の生産終了
パナソニックは1日、2027年9月末までに蛍光灯の生産を終了すると発表した。省エネルギー性能に優れ施工しやすい発光ダイオード(LED)照明への置き換えを促す。蛍光灯を生産する大阪府高槻市の工場では今後、約250人の従業員の配置転換などを進める。一部の生産設備はタングステン極細線などの生産に流用する。 【写真】パナソニックが生産する蛍光灯とLED照明 天井埋め込み照明などに使うコンパクト形蛍光ランプは26年9月末に、事務所などに使う直管型は27年9月末に生産を終える。 パナソニックによれば同社の蛍光灯は国内シェア6割、LEDは同4割。パナソニックエレクトリックワークス社の島岡国康常務は「(蛍光灯からLEDに)交換しやすいものを出していくことが重要だ」と述べた。