フカヒレと北京ダック入りのコースがなんと8,800円~!「中国飯店」の新店が凄すぎる!
大きなダックは時間をかけてこんがり飴色に焼かれ、パリパリに仕上がったその皮だけを味わう。また雲丹と一緒に巻いた「雲丹巻き」、「カニ巻き」各5,280円など、1本単位から単品を追加することもできる。
フカヒレはボリューム感満点!
「北京ダック」と双璧をなす名物がふかひれ。こちらもすべてのコースで味わうことができるが、その時にサイズや調理法も好みに合わせて選択が可能だ。姿煮以外にも、上海蟹をあんかけに入れたカニあんかけや焼きふかひれなど、料理もゲストの好みを取り入れてくれる。こうしたカスタマイズができるのも、多くの食材を抱えている三田店と仕入れを同じくしているからこそという。
あわびに甘鯛……海鮮メニューを心ゆくまで味わえる
じっくり時間をかけて蒸しあげた、柔らかな鮑や肉厚の甘鯛をからりと揚げた松笠揚げなど、メインディッシュ以外にも高級食材が目白押し。洗練された調理法も見事で、メニューのバラエティも豊富に用意されている。
カラスミとキャビアの贅沢な共演!
これでもかとふりかけたカラスミの山吹色と黒いキャビアが印象的な前菜の一皿が「キャビアとカラスミと春雨」。よく混ぜて味わうと、W魚卵の旨みとつるりとした春雨の食感が調和したクセになるおいしさだ。
この時期にしか食べられない上海蟹は必食!
10月から3月までの醍醐味は「上海蟹」がコースに加わること。上海蟹を満喫するお任せコースがあるのはもちろん、他のコースにも自由に組み込むことができるという。少しだけ食べたい、蟹入りのふかひれにしたいなど、予算や調理法の相談にものってくれる。また蟹は体を冷やす食材であるため、食後には体を温める生姜のお茶を出すなど、名門店らしい気配りもうれしい。
高級店として知られる「中国飯店」が、満を持してオープンさせた庶民的な「賛田飯店」。他の店舗で食べたら数倍はするというコース料理をリーズナブルに食べられるこちらはすぐにでも美食家の間で話題を呼ぶ店になりそうだ。予約必須の人気店となる前に一度は足を運んでみたい。
賛田飯店
住所 : 東京都港区六本木5-16-4 TEL : 03-5797-8608 ※価格はすべて税込・サービス料別
文:岡本ジュン、食べログマガジン編集部 写真:八木竜馬