【ウインターカップ2024】精華女子の清藤優衣&中釜光来「部員47人全員の思いを背負って日本一に」
競争が激化する福岡予選で5年ぶりの頂点に立ち、ウインターカップへの切符をつかんだ精華女子。去年は4年ぶりに出場したインターハイでベスト8まで進んだものの、ウインターカップでは1回戦敗退し「悔しい思いしかしてこなかった」とキャプテンの清藤優衣は言い、同じく3年生の中釜光来も今夏のインターハイで思うようなプレーができずに「本当に悔いが残る」と話す。『3年間の思い』のすべてをぶつけるべく、高校バスケ最後の大会に臨む。
「チームに良い影響を与えられるようになっている」
──まずは清藤選手から中釜選手の紹介をお願いします。 清藤 身長は157cmと小柄ですが、とてもスピードのあるプレースタイルで、いつもゲームを作ってくれる頼もしい存在です。普段は結構ちょっかい出すタイプだと思います。 ──では、中釜選手から清藤選手の紹介をお願いします。 中釜 プレーの面では、得点が止まった時に清藤選手にボールを集めたら、中からでも外からでも得点を取ってくれるという信頼があります。オフコートでも一番早くにご飯を食べて、毎朝のシューティングや練習にも取り組んでいるので、私も「もっとやらなきゃ」という気持ちになれます。キャプテンが引っ張ってくれるとみんなも盛り上がりますし、チームの雰囲気が全然違います。試合中は格好良いですが、バスケから離れると『おたく』って感じです。 清藤 推しがテレビに出るとなると、もうご飯も急いで済ませて見ています(笑)。 ──清藤選手はU17日本代表に選ばれました。自信の成長についてどう感じていますか。 清藤 去年は膝をケガして思うように動けませんでしたが、今年になって徐々に改善していきました。代表の活動では通用しないことも多かったですが、逆に「もっと上手くなりたい」という気持ちが沸きましたし、たくさんの経験をさせてもらう中で自信を得られたことが一番成長したところです。 ──日本代表で自信がついたことで、精華女子に戻って変化はありましたか。 清藤 個人でいろいろな活動をしてきて、私が経験したことをチームに還元するのが一番大事だと思いました。海外で直接感じたことをみんなに共有して「もっとこうした方が良いよ」と伝えることが、チームに良い影響を与えられるようになっていると思います。