「僕が投げた球なんで、それに尽きる」DeNA・山崎康晃、痛恨すぎる一発に声落とすも視線は最終決戦へ「明日いい顔で球場に」
◇20日 「2024 JERA クライマックスシリーズ セ」ファイナルステージ第5戦 巨人1―0DeNA(東京ドーム) 痛恨だった。2番手で登板したDeNA・山崎康晃投手が悔やみきれない1球に声を落とした。 「僕が打たれて負けたんで…。僕が投げた球なんで、それに尽きると思います」。5回に登板した直後だった。先頭の中山に先制の決勝ソロ本塁打を被弾。1ボールから内角高めに投じた直球を右翼席に運ばれて、均衡を破られた。 先発した浜口は4イニングを投げて、1安打無失点。気迫あふれる投球を展開して、チームを鼓舞していたが、5回の打席で代打・フォードを送られて、救援陣に後を託していた。「彼の分もっていうつもりで入ったんですけど…」。”出合い頭”の一発が致命傷となり、最少失点で惜敗。勝てば日本シリーズ進出が決定する一戦で失った重たすぎる1点の責任を一身に背負った。 「明日に向けて戦うだけ。もう準備は始まっていますし、勝てるために何ができるか考えて集中して、明日いい顔で球場にきたい」。うつむいてばかりではいられない。クライマックスシリーズ(CS)では救援陣が決死の継投で勝利に貢献してきた。まだ終わりじゃない。21日の最終決戦で借りを返す。
中日スポーツ