J3降格の栃木、小林伸二監督の続投を発表…“昇格請負人”が1年での返り咲きへ「栃木の為に戦っていく」
栃木SCは13日、小林伸二監督の2025シーズン続投を発表した。 1960年8月24日生まれの小林氏は現在64歳。今年5月に田中誠前監督の後任として就任したものの、降格圏に低迷したチームを立て直すことはできず。第33節から最終節にかけての6試合は5分1敗と、勝ち切れないシーズンを象徴するような成績となり、8年ぶりのJ3リーグ降格の憂き目に遭っている。 それでも小林監督は、これまでに7つのJクラブで指揮を取ると、大分トリニータ、モンテディオ山形、徳島ヴォルティス、清水エスパルスでJ1リーグ昇格を、ギラヴァンツ北九州ではJ2リーグ昇格を達成しており、ついた異名は“昇格請負人”だ。来シーズンは栃木SCを“6つ目”のクラブにすべく、続投が決まった同指揮官はクラブ公式サイトにて、コメントを残している。 「まずはじめに、今シーズン支えていただいた皆さまにおかれましては、1年間素晴らしい力をいただき、ありがとうございました。今年の5月から監督を務めさせていただいてから、一生懸命やってくれた選手に対し、私自身の戦術の落としこみ方やあと一歩選手を理解して指導することが足りないということを痛感したシーズンでした」 「この責任どう取るべきかというのをずっと考えてきましたが、来季も栃木SCの監督として栃木の為に戦っていくことを決めました。終盤戦の上位チームとの対戦や最終戦で選手たちの素晴らしさを改めて感じ、戦術をさらに徹底して落とし込むことができれば、今シーズンの負けを引き分けに、引き分けのゲームを勝利にもっていくことができるのではないかなと思っています」 「短い期間ではありましたが、このチームがすごく好きになり、ここまできたチームをもっと強くしていきたい、皆さんと一緒に喜び、県民の歌を歌いたいと思っています。選手がもっと躍動してサッカーができるように、そして栃木をもっと愛せるように。来年はJ3という舞台となりますが、今シーズンの悔しさを忘れずに日々の取り組みから目標の達成へ向けて前進していきたいと思います。ファン、サポーター、ホームタウン、そしてスポンサー企業の皆様におかれましては、目標達成へ向けて、引き続き共に戦っていただけますよう宜しくお願いいたします」
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