松井秀喜「並ばなかったら巨人ヤバい」 岡本和真の7年連続30HRを確信 改善点は“四球を選ぶこと”
3月29日(金)に開幕する24年シーズンのプロ野球。20年以来4年ぶりのセ・リーグ制覇を目指す巨人の主砲は昨季41本塁打でホームラン王に輝いた岡本和真選手。今季も変わらず活躍を期待するのがOBの松井秀喜氏。『ゴジラ』の愛称で慕われ巨人時代に3度のホームラン王に輝いたレジェンドが、23日放送の日本テレビ『Going! Sports&News』で思いを口にしています。 【動画】高橋由伸さん 岡本和真&坂本勇人に今季への思い聞く 今年2月の春季キャンプで、6年ぶりに巨人の臨時コーチを務めた松井氏。2018年に初めて指導した時、岡本選手は当時高卒4年目。この時まではプロ通算1本塁打と、1軍では活躍をしていませんでした。この年松井氏のアドバイスもあり、『左足の上げ幅を小さくする打撃フォーム』に変更した岡本選手。するとこの年、33本塁打を放ち一気にブレイク。この年から昨季まで6年連続30本塁打を記録するようになりました。この記録は巨人90年の歴史で、王貞治氏、松井秀喜氏しか残していない大記録です。 月日が流れ、大きな進化を遂げた岡本選手。今年の春季キャンプで練習する姿に松井氏は「なんかもう余裕しゃくしゃくという感じ。4番という感じになって、6年前とは雰囲気も立場も全く違う。バッティングに関しても(岡本選手は)ちょっと聞いてきましたけど、『基本的にはあなたにはそんなに伝えることないよ』と伝えた。余計なこと逆に言わないようにしないと、『松井さんに変なこと言われたよ』で成績を落とされたらかなわない(笑)」と話しました。
松井氏以来の“7年連続30本塁打”へ「並ばなかったら巨人ヤバい」
その岡本選手に期待がかかるのが7年連続30本塁打。松井氏は、1996年から2002年で達成。2003年以降は、メジャーリーグへ活躍の舞台を移し、記録が途絶えました。松井氏は岡本選手にかかる記録更新へ「逆に並ばないとダメでしょ。並ばなかったら巨人ヤバいでしょ。普通に元気に1年間出れば打つと思う」と記録達成に確信を持っています。また7年連続30本塁打を達成した場合、プロ野球史上6人目の快挙となります。(達成者は王貞治氏、野村克也氏、山本浩二氏、秋山幸二氏、松井秀喜氏) 【シーズン連続30本塁打】 ◆松井秀喜 38 37 34 42 42 36 50(1996~2002)7年連続 ◆岡本和真 33 31 31 39 30 41 ?(2018~2023)6年連続