ラツィオ幹部が不動の10番のワガママを痛烈批判「自己中心主義がなくなるやり方へ」
ラツィオのアンジェロ・マリアーノ・ファビアーニSD(スポーツディレクター)が、副主将で10番を背負うMFルイス・アルベルトを批判した。 近年のラツィオの中盤で創造性のあるプレーを見せ、絶対的な地位を築いていたルイス・アルベルト。マウリツィオ・サッリ前体制下においても、レギュラー奪取を狙う鎌田大地にとって大きな壁となっていたが、指揮官がイゴール・トゥードルへと交代した現在、クラブとの間で大きな亀裂が生じている。 ルイス・アルベルトは、前体制下から途中交代に不満を露わにするなど身勝手な振る舞いが批判されていたが、先月中旬のサレルニターナ戦後のインタビューでは、突然、契約解除による退団を求めて物議を醸したほか、前節のエンポリ戦ではベンチ外となって憶測を呼んだ。 そんな中、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』によれば、クラウディオ・ロティート会長は15日、所属する政治団体の会合終了後、「ルイス・アルベルトが退団を望んでいるって? それは彼の問題だ」と切り捨てた。 するとファビアーニSDも16日、地元ラジオ局『ラディオセイ』のラジオ番組に出演した際、スペイン人MFを痛烈に批判。選手個人のワガママを容認しない考えを示した。 「非常にシンプルだ。ラツィオは主体性を取り戻さなければならない。個人主義や自己中心主義の余地がなくなるようなやり方が求められる。ルイス・アルベルトは重要な選手であり、ラツィオと契約を結んでいる」 「私はこれまで、シーズン終了後に要望を検討するということを伝えてきたが、クラブは選手個人ではなく、クラブの最善を考えることになる。私は個人的に、サッカーチームを取り巻く人々を配下に置こうとする者を容認できない。彼が自身の希望を表明したことは検討に入れ、クラブに対して損害を与えなければ、受け入れる。だが、そうでなければ、他の可能性を模索することになる。ただ、これは全員に共通することだ」