2024年ノーベル平和賞、日本原水爆被害者団体協議会が受賞
(ブルームバーグ): 2024年のノーベル平和賞は、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)が受賞した。
ノーベル賞委員会は11日の発表文で、「核兵器のない世界を実現するための努力と、被爆者の証言を通じて核兵器が二度と使用されてはならないことを示したこと」が受賞理由と説明した。
被団協には1100万スウェーデン・クローナ(約1億6000万円)が贈られる。
日本人・組織の受賞は1974年の故佐藤栄作元首相以来。ラオスを訪問中の石破茂首相は11日の記者会見で、「長年、核兵器の廃絶に向けて取り組んできた同団体にノーベル平和賞が授与されることは極めて意義深いことだ」とコメントした。
原題:Japan Group of Atomic Bomb Survivors Gets Nobel Peace Prize(抜粋)
--取材協力:Stephen Treloar、Christopher Jungstedt、Alastair Reed.
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Ott Ummelas, Heidi Taksdal Skjeseth