10年乗ってる車は「買い換え」と「車検を通す」どちらがベスト?買い替えの適正なタイミングとは?
「10年目」は車の買い替えを検討する方が増えるタイミングです。車検を通すにも費用がかかるため、買い替えとどちらがお得か迷う方は多いでしょう。 そこで今回は10年乗っている車の車検費用の目安や、古い車に乗り続けるリスク、車の買い替えを考えるポイントなどについて解説します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
10年乗っている車の車検にかかる費用目安
車両重量1トン~1.5トンの自家用乗用車の場合、10年乗っている車の車検には6万円~15万円程度かかる可能性があります。費用の内訳は以下の通りです。 【法定費用】 ●自動車重量税(エコカー外・13年未満):2万4600円 ●自賠責保険料(本土・24ヶ月):1万7650円 ●印紙代(持込検査の場合):2300円 【車検基本料】 ●点検料、検査料など:1万5000円~10万円(業者によって異なる) 車検にかかる費用は大きく分けて法定費用と車検基本料の2つです。このうち法定費用は、どの業者で車検を受けても基本的に変わりません。一方、車検基本料は業者によって異なります。 なお、新車登録から10年以上経過していても、車検の頻度は2年に1回で変わりません。ただし、13年を経過すると、法定費用のうち「自動車重量税」が高くなるため注意が必要です。
10年超えた車に乗り続けるリスク
愛着ある車にできる限り長く乗り続けたいという方もいるでしょう。しかし、丁寧にメンテナンスしていても経年劣化を完全に防ぐことはできないため、古い車は故障やトラブルが起きやすくなるでしょう。特に10年を超えた車には以下のようなリスクが考えられるため、注意が必要です。 ■故障や不具合が増える傾向にある 10年を超えた車に乗り続けるリスクのひとつは、製造から長い期間がたっているために、故障や不具合が増える傾向にあることです。オイル漏れやトランスミッションの不具合などは安全性にも直結するため、特に注意が必要です。 2年に1回の車検だけでは、細かい部分のパーツの劣化まで対応できない場合もあります。また、トラブルのたびに修理費用がかかることや、車が使えない期間があることもデメリットです。 ■修理費用が高くなることがある 10年乗っている車は一般的に不具合が増えてくる傾向にあるため、車検を通すための修理費用がかさむ可能性があります。寿命を迎えた部品の交換も必要でしょう。ただし、部品の劣化状況は車の走行距離や使用方法によっても異なるため、業者と相談することをおすすめします。 ■13年目以降は税額が高くなる 前述の通り、13年目以降は自動車重量税が高くなることに注意しましょう。自動車重量税は車の重量によって決まっており、13年目と18年目に増額されます。1トン~1.5トンの自家用乗用車の場合、13年未満の税額は2万4600円ですが、13年目以降は3万4200円へ約1万円アップします。なお、18年目以降の税額はさらに3600円増えて3万7800円です。