1軍での出番が“激減”…?チームで立場が危うい大物(3)FA戦士に追いやられ…?
レギュラーシーズン開幕を迎えた2024年のプロ野球。今季に向けて各球団が戦力補強を行い、新たな顔ぶれが加わっている。これまでレギュラーの座を確保していた選手も、新戦力の加入によって弾き出される可能性があるのだ。そこで今回は、新戦力の加入により立場が危ぶまれている選手を紹介する。
中村晃
投打:左投左打 身長/体重:175cm/81kg 生年月日:1989年11月5日 経歴:帝京高 ドラフト:2007年高校生ドラフト3巡目 新戦力の加入もあり、今季は代打起用がメインとされている中村晃。野球人生の岐路に立っていると言えるだろう。 帝京高校時代は高校屈指のスラッガーとして注目された中村晃。2007年高校生ドラフト3巡目指名を受け、福岡ソフトバンクホークスに入団。 しばらくは二軍で鍛錬を重ねたのち、2011年に一軍デビューすると、2013年には規定打席に到達し、打率3割をマーク。 翌2014年には自己最多の143試合に出場し、最多安打(176本)のタイトルを獲得した。 その後も卓越したバットコントロールと優れた選球眼を武器に打率、出塁率などは毎シーズンのように高水準の数字を記録。チームに欠かせない打者となった。しかし、2019年に自律神経失調症を公表すると、翌年以降は打率が下降気味に。 昨季は136試合に出場し、打率.274を記録。復調の気配を見せたが、今季は山川穂高やアダム・ウォーカーらの加入によってベンチスタートを強いられ、代打の切り札としての役割を担っている。
ベースボールチャンネル編集部