"社会人からプロ格闘家へ" 異例キャリアの朝倉海が密着ドキュメンタリーでUFCデビューへの思い語る
世界最高峰の総合格闘技(MMA)団体「UFC」のイベント「UFC 310」(日本時間12月8日、米ネバダ州ラスベガス・T-Mobileアリーナ)でUFCデビューを果たす朝倉海(31=JAPAN TOP TEAM)の密着ドキュメンタリー「Fighter’s Code~朝倉海 究極の挑戦へ~」(全5話)が、11月25日から5夜連続でU-NEXT格闘技公式YouTubeで配信されている。 格闘技のバックボーンはなく、社会人を経てプロ格闘家という異例のキャリアで日本のトップファイターへと登り詰めた朝倉海が、なぜUFCという舞台に辿り着けたのか。MMAファイター朝倉海の誕生秘話と、格闘技界の常識を覆してきたこれまでの歩み、そして、UFCデビューにたどり着くまでの舞台裏を本人と関係者の証言でひも解いていくドキュメンタリー。格闘技ファンは必見の内容となっている。 本編に先立ち、20日には朝倉海公式YouTube「KAI Channel」で「エピソード0」が公開された。朝倉海のUFCデビュー戦がフライ級王者のアレシャンドレ・パントージャ(34=ブラジル)と発表された4日後の10月17日から密着がスタート。プレス発表となった会見の様子も交え、いきなりタイトルマッチに臨むことになったことへの思いなどを語っている。 JAPAN TOP TEAMでの練習の様子も収められている。パントージャ対策の映像は映されていないが、朝倉海は「当たりそうじゃないですか、あのコンビネーション」と自信をのぞかせている。また、所属ジムが運営する「JTTカフェ」で食事を取る様子やファンとの触れ合いも描かれている。最後にはUFCに“日本代表”として参戦することに対するただならぬ決意も語っている。 「エピソード1~目覚め~」には、母・朝倉恵美さんが登場。海という名前に込められた意味、兄・未来とケンカばかりしていた幼い頃の様子などを明かしている。豊橋工高時代には、前田日明氏がプロデュースする格闘技大会「THE OUTSIDER」を知り、格闘技の道へ進むことを決めた。その頃の未来との路上スパーリングの映像もあり、空手道禅道会の豊橋支部長・宮野勝吉氏は格闘技を本格的に始めた頃の朝倉海について証言している。 2012年に格闘技イベント「DEEP」の地方大会でプロデビュー。13年からは「THE OUTSIDER」に参戦した。参戦2戦目からは2連敗し、引退も考えていたことも明かされている。崖っ縁から巻き返し、その後は7連勝で初タイトルを獲得。連勝を15まで伸ばし、17年に「RIZIN」に参戦するところまで紹介している。 「エピソード2~枠にはまらない男~」は11月26日午後9時30分に公開される。以降のタイトルは「エピソード3~憧れと修羅~」「エピソード4~立ちはだかる王者~」「エピソード5~世界に衝撃を~」となっている。 このドキュメンタリーは、テレビ埼玉でも5日間連続放送されているほか、TVerでの見逃し配信も実施。11月28日からはU-NEXTサービスサイトでも視聴可能となっている。