「ほ、本物だぁァァ!!」 この世に1着しかないディズニードレスを“仮装歴15年の女性”が再現したら…… まさかの“奇跡”に感動「人生って面白い!」
東京ディズニーリゾートに1着しかない、特別なシンデレラのドレスを“見ただけ”で再現してみせた手作りコスチュームがX(Twitter)で大きな注目を集めています。投稿は記事執筆時点で109万回以上表示され、2万2000件を超える「いいね」が寄せられました。 【画像】ドレスをアップで見る 投稿者は、ディズニーファンのドレスクリエイター・ゆう(@yuuchiharu)さんです。 今回注目を集めている手作りドレスは、2024年11月7日まで開催していたスペシャルイベント「ディズニー・ハロウィーン」のために制作したもの。ゆうさんは15年以上前からクオリティーの高いドレスやコスチュームを何着も制作し、仮装姿でパークを楽しむ様子を発信してきました。シンデレラの衣装だけでも、これまで10着以上手掛けているといいます。
特別なドレスを“見ただけ”で完全再現
話題のドレスの元となったのは、2024年6月6日にオープンした東京ディズニーシーの新テーマポート「ファンタジースプリングス」内に位置するホテル「東京ディスニーシー・ファンタジースプリングスホテル」のために作られた、シンデレラのドレスです。同ホテルはラグジュアリータイプの「グランドシャトー」とデラックスタイプの「ファンタジーシャトー」の2棟があり、今回のドレスが展示されている「グランドシャトー」の廊下は宿泊者以外は入れない特別な場所です。 ドレスはショーケースの中に飾られているため、布の質感や細かな装飾に触れたり、近くに寄って確認したりはできません。さらに、背面側は壁になっているため、背中のデザインは全く見えない状態です。ドレスを再現するには見えない部分を想像で補うしかありません。 しかし、ゆうさんは服飾大学で学んだ経験を生かし、このドレスの再現に着手。西洋服飾史や数々の西洋文化に触れてきたゆうさんにとって、このドレスの制作はむしろ“得意分野”だったようです。
細部までこだわったドレスにほれぼれ
ゆうさんはSNSで、展示されているドレスとシンデレラに仮装した自身のツーショットを公開。光沢のある生地をたっぷり使ってふんわり広がるシルエットや、ドレスにちりばめられた花々、ドレス以外のアクセサリーまで、完全に再現していることがわかります。なんて美しいの……! このドレスはオーガンジーやレースなど柔らかい素材が多く、少しの力加減で布の方向が変わってしまうため、細かく手縫いで微調整をしながら制作したそうです。また、ドレスの色合いが複雑なため、青だけでも複数の色の糸を使用して作ったとのこと。「こんなにたくさんの微妙に違う青を使っているこのドレスは本当に完璧なデザインだと思うし、そんなところが大好きです」と思い入れを明かしています。