「はぁ?なかったことにするんだ」裏金事件 首相ら42人不起訴処分に国民の怒り爆発!都議補選も惨敗で党内「石丸旋風にオタオタ」
自民党の裏金問題で、政治資金規正法違反の疑いで刑事告発されていた議員らのうち、すでに起訴された人を除く42人についても不起訴処分となったことが7月8日に発表された。 【写真あり】岸田首相の「ロレックス」時価1000万円超も 不起訴の判断の理由について、岸田文雄首相を含む16人の国会議員や元議員は「嫌疑なし」または「嫌疑不十分」。派閥や各議員の会計責任者など24人は「起訴猶予」または「嫌疑不十分」。残る2人は「被疑者死亡」だった。 捜査をおこなった東京地検特捜部の発表を受け、告発した上脇博之神戸学院大教授らは、処分を不服として検察審査会に申し立てる方針だ。 このことが報じられると、Xでは国民の怒りが爆発した。 《はぁ?なかったことにするんだ?誰が納得するんよ こんな与太話》 《卵1パックを万引きした88歳男性→懲役1年の実刑判決 裏金作って脱税していた自民党議員→不起訴処分 おかしいだろ。真面目に働いて納税するのが馬鹿らしくなる》 《日本は上級国民には甘すぎるんだよな》 《企業の横領や脱税はパクられるのに、自民党だと42人ぜんいん不起訴っておかしくね?法の下の平等どこ行ったん…??》 不起訴発表の前日には、東京都知事選挙とともに9選挙区で都議補選がおこなわれていた。 補選で自民党は8つの選挙区に候補を立て、結果は2勝6敗と惨敗。党内ではこの結果をどう受け止めているのか。 自民党都連関係者は言う。 「4勝4敗なんて声もありましたが、そんなのは夢の話。『よくて3勝できるかも』と思っていましたけど……。萩生田光一自民党都連会長の地元・八王子市でさえ大差で負け、私の読みも甘かったですね。 党内はみんなガックリと肩を落としています。石丸伸二氏に『次の衆院選は岸田首相の選挙区の広島1区から出る』なんて言われるほど、今の自民党は舐められている。 以前からも言われていますが、もう岸田さんでは無理。茂木敏充幹事長、小渕優子選対委員長、河野太郎デジタル相、高市早苗経済安全保障担当相、石破茂元幹事長など、党幹部や大物議員が都議補選の応援に入りましたが、まったく応援にすらならなかった。 石丸旋風を見て、オタオタしている衆院議員は多いです。『組織の支援なしで、あれだけ得票できる石丸みたいな候補者がいきなり自分の選挙区に出てきたら、たまんないな』と」 裏金事件をきっちり清算しなかった代償は、大きすぎたのかもしれない。