政策提言書を提出 市政と市の課題解決を目指し 移住促進などに努める/岡山・真庭市
岡山県真庭市議会(小田康文議長)は20日、本年度の政策討論会や市民との意見交換会の議論を基に、より良い市政と市の課題解決を目指して「移住者への支援強化」と「農業振興・存続」に関する政策提言書を同市に提出した。
提言は2017年度から行なっており、今回で7回目。現在は2年に1回テーマをしぼり、提言している。内容は▽空き家を活用した移住希望者向けの住環境整備▽移住者の就職活動支援▽移住者たちの相談相手となる「移住案内人」を設置する▽新規就農者向けスクールによる人材育成▽農機具の貸し出し、人材バンクを活用した農作業の負担の軽減といった運営サポート―など。
この日、同市久世の市役所を訪れた小田議長と妹尾智之副議長は提言書を太田昇市長に提出。「議員が調査した結果、必要な改善点を盛り込んでいる。採用していただければ、議員と執行部が目指す方向が同じになり、結果が早くなると考えている」などと話した。
太田市長は「上がってきた内容は市も大きな課題としてとらえている。提言書を参考にしながら、移住促進、農業振興に努めていく」と語った。
津山朝日新聞社