10月も暖かい!? 短いコートに、鍋の素を使った「鍋以外」の レシピ...長引く暑さに企業も対応【WBS】
“鍋の素”で肉野菜炒めを調理?
鍋などの需要の遅れに対応を迫られる企業もあります。焼肉のたれなどでおなじみの「エバラ食品工業」。秋以降の主力商品が鍋の素の『プチッと鍋』ですが、今年は新しい使い方を打ち出していくといいます。 社内の調理場で作っていたのは、肉や野菜の炒め物。ここに投下したのが、『プチッと鍋』の「寄せ鍋」味です。エバラでは、先週から肉野菜炒めなど、鍋以外にも鍋の素を使えることを強調する販促を開始。テレビCMのほか、ホームページやSNSなどで広く打ち出しているのです。 「去年はこの時期に鍋つゆのプロモーションを仕掛けていたが、暖冬であまり響かなかった。天候に振り回されないようにパターンを用意しておくことが重要」(「エバラ食品工業」商品開発部の石井敦史さん) 食品業界では、去年10月の鍋関連の調味料の売り上げは、気温の高さを受けて、前年からおよそ10%減少。エバラでも売り上げが落ち込みました。そこで今年は、鍋の素を鍋以外の料理に活用する方法を紹介する戦略に舵を切ったと言います。今後も天候や気温に左右されない販売方法を進めていくとしています。 「環境の変化は今後もついてくる。商品だけでなくてプロモーションも含めていろいろなパターンに対応できるように今後も準備していきたい」(「エバラ食品工業」商品開発部の石井敦史さん) ※ワールドビジネスサテライト