＜D・巨＞7回を投げ終えた戸郷（右）に声をかける阿部監督（撮影・島崎忠彦）

　◇セ・リーグ　巨人0―1DeNA（2024年9月25日　横浜） 　巨人はわずか3安打でDeNAに敗れて連勝ならず。優勝マジックを4から減らすことはできなかった。巨人の無得点試合は今季22度目で、球団ワーストを更新する今季20度目の零敗。最短Vは27日から28日に延びている。 【写真】＜D・巨＞2回、オースティンの飛球の落下点に入った浅野だったが脚を滑らせ捕れず。記録は三塁打 　先発右腕・戸郷は7回で9安打されながらも1失点と粘投したが、3回、1死三塁から佐野の二ゴロで先制された1点が相手の決勝点。打線は相手先発右腕・ジャクソンに6回までわずか2安打で、その後も伊勢、ウィック、森原に封じられて最後まで三塁を踏むことができなかった。 　阿部慎之助監督（45）は試合後、雨でぬかるんだマウンドに苦しみながらも好投した戸郷について「何も責められませんね。ナイスピッチングでした」と称えると、「ジャクソンにいい投球をされましたね」と脱帽。 　9回には1死から大城卓が四球で出塁するも坂本が左飛に倒れ、大城卓の代走・増田大が二盗を決めて2死二塁の同点機を迎えたが、モンテスは粘った9球目フォークボールを空振り三振。最後まで粘ったが、ホームが遠かった。 　「形はなんとかね、できているので。そこのあと一本が出なかったというだけなのでね。とにかくここでとやかく言っても仕方がない。明日切り替えて、勝つことだけを考えてやりたいなと思います。以上」と前だけを見据えていた。