「あんたのチャリ景観破壊!」「お店の迷惑や!」大阪・ミナミの放置自転車にド派手なタグ 地域団体がなどが1日から対策 保管料も増額へ
放置自転車に赤・黄色やピンクのド派手なタグ。大阪市とともにミナミエリアの放置自転車の状況改善に向けた取組を行う地域団体は、あす1日から、自転車放置禁止の啓発活動を行います。 路上などの放置自転車をめぐっては、これまで大阪・ミナミで市や地域が連携し、駐輪場の整備や警告の紙を貼るなどして一定時間を置いて撤去が行われてきました。 しかし、新型コロナが5類に移行し、放置自転車が増加していること、撤去作業のタイミングを見計らって移動させるなどの行為があることから、市は去年11月から試験的に放置自転車やミニバイクを見つけ次第、即時撤去する「リアルタイム撤去」を実施していました。 30日、市と地域団体は会見を開き、この間の取組の結果を発表しました。 会見によりますと、ミナミエリアの放置自転車は去年の12月と比較して、平日ではどの時間帯も約17%の減少したものの、休日や夜間は増加したということです。 この結果を踏まえ、1日午後から、ミナミエリアの放置自転車に、「あんたのチャリ景観破壊!」や「お店の迷惑や!」などの文言が書かれたタグを付けるなどして、自転車放置の禁止やミナミエリアを歩いて来ることを呼びかけていくということです。 また、撤去された際に支払う保管料についても、自転車は2500円から3500円に、ミニバイクは4000円から5000円に増額されるということです。 さらに、10月6日には自転車のルールをクイズで学ぶイベントを開催するなどして、正しく安全に自転車を乗ってもらうための啓発活動も行っていくということです 市などによりますと、来年の万博開催時にはミナミエリアでも多くの人が来ることが予想されることから、啓発活動を通し、万博開催までに、ミナミエリアから自転車を40%減らすことを目標としています。 また、課題となっている夜間や休日での放置自転車の撤去作業については、市が来年度から、民間委託を始めるとしていて、9月から事業者の公募を行っています。