住友電工、車載コネクタ増産。中国常熟で工場増設
住友電工は中国で自動車用コネクタを増産する。同国江蘇省の常熟市にある事業拠点で工場を増設するなどして生産能力を増やす。コネクタは電気回路の接続などに用いる接点部品。今回の増産投資は中国系自動車メーカー向けの受注拡大などに対応することが狙いとなっている。 井上治社長は「中国での我々の純正コネクタの販売が急ピッチで伸びており、工場を増設するなどして対応している」と話している。中国系自動車会社の輸出車向けなどに関する需要が拡大しているものとみられる。 常熟市の拠点では工場1棟体制だったが2棟目を増設。2025年から増設工場での量産を開始する考えだ。増設工場は中国国内向けの車載コネクタを製造する予定となっている。常熟拠点の製造能力は27年度には23年度比で2倍になる見通し。