「“何やってるんだろう、俺”って泣きそうに」S級黄信号の磯川勝裕が大敗続きにピリオド/松阪競輪G3
松阪競輪場の「ザ・レオニズカップ(G3)」は15日、2日目を開催。3Rの選抜に出場した磯川勝裕(29歳・東京=113期)に話を聞いた。 10月函館最終日から5走連続で末着(7、7、6、6、9)を取ってしまっていた磯川勝裕が大敗続きにピリオドを打った。この日はカマシにいくも林敬宏に合わされたが、3番手に納まって立て直し、まくり発進。厳しいブロックを乗り越えて白星をつかんだ。 「キツいブロックをもらったけど、一生懸命最後まで踏んでハンドルも思い切り投げました。苦しいところを頑張れるという自分の良さを久々に出せたと思います」と回顧。 この末着5連発で今期の得点を一気に2点近く落とし、S級点確保へ“赤に近い黄信号”を灯してしまった。 「レース後とか“何やってるんだろう、俺”って泣きそうになっていました。ずっと1人も拾えなかった(先着できなかった)ので、初日のあとはさすがにダメかなって下を見ていました」と明かしたが、この1着で3日目は競走得点の高い特選を走れることに。 「急に8人も拾えた(先着できた)ので(笑い)。これはマジでデカいです。スイッチも入ったし、諦めずに上だけ見て頑張ります」とヤル気は急回復。 「今回から新車で、いろいろな先輩たちにセッティングをみてもらっているけど悪くはないです」と好材料もある。ここから怒涛の巻き返しを見せてS級点を手繰り寄せる。(netkeirin特派員)