「紅白歌合戦」ワースト視聴率更新の不安材料は“知らない歌手”よりも「有吉アレルギー」か
11月19日、大みそかに放送される「第75回 NHK紅白歌合戦」の出演者が発表されたが、お茶の間からは「誰?」「知らない人ばかり」など不満の声が続出している。 【写真】4度の不倫報道でも絶対に“干されない”紅組キャプテン経験もある女優がこちら 今年の紅白出場歌手は全41組。選考にあたっては例年どおり「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」の3要素を中心に決定されたという。 特別枠での“隠し玉”が用意されている可能性はあるものの、現時点では“今年の目玉”とうわさされる中森明菜や竹内まりや、朝ドラの主題歌を務めたB'zなどの名前は見当たらなかった。 若者に絶大な人気を誇るYOASOBIやADO、常連組のゆずやPerfumeも落選となった。代わりにILLIT、tuki.、ME:I、Omoinotake、Creepy Nuts、こっちのけんと、Da-iCE、TOMORROW X TOGETHER、Number_i、新浜レオンといった面々が初選出された。 「K-POPアイドルのILLIT、オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』発祥のガールズグループME:Iは若い女性層に支持されており、15歳の『顔出しナシ』シンガーのtuki.、 菅田将暉の弟でもあるこっちのけんとはいずれもTikTokで火がついたアーティストです。紅白のメイン視聴者である50歳以上の中高年世代は初めて耳にした人も多いのではないでしょうか」(音楽ライター) ネット上でも「いつの間にか紅白がまったく知らない人ばかりになってしまった」「歳やわー。演歌歌う人いなくなったね…」などの嘆きも聞こえてくる。 ビデオリサーチによると、昨年の「紅白」の平均世帯視聴率は第一部が29.0%と初めて30%を割り込み、第二部も31.9%と二部制となった1989年以降で史上最低となった。前出の音楽ライターはこう振り返る。 「昨年は旧ジャニーズ事務所からマネジメント業務などを引き継いだSTARTO ENTERTAINMENTの所属タレントが不出場だったことも視聴率低迷の要因とされていました。今年はSnow ManやKing&Princeの出場が期待されていましたが、“頼みの綱”だった同社からの選出は2年連続で出場ゼロとなりました。アーティストパワーだけで見ると、昨年よりも物足りない印象を受けるので、過去のワースト視聴率更新が懸念されるところです」