任期満了に伴う宇都宮市長選挙が１０日、告示されました。 宇都宮市長選挙に立候補したのは画面左から届け出順に、 ・佐藤栄一候補（６３）無・現５期＝自民、公明推薦 ・荒木大樹候補（５３）無・新公益財団法人理事長 ・上田憲一候補（８７）無・新ＬＲＴに反対する市民団体代表 ・毛塚幹人候補（３３）無・新元つくば市副市長 佐藤栄一候補は宇都宮市陽西町の護国神社で出陣式を行い、およそ５００人の支持者が駆けつけました。 市政史上最多となる６選を目指す佐藤候補はＬＲＴの開業など５期２０年の実績や国、県との連携の強さを強調しています。 ＬＲＴの宇都宮駅西側の２０３０年運行開始、全天候型のプールの整備などを公約に掲げています。 荒木大樹候補は宇都宮市西川田町の選挙事務所で第一声をあげました。 過去に４回、国政選挙に挑んだ経験のある荒木候補は政治団体「みんなのとちぎ」から推薦を受けています。 ＬＲＴの西側延伸に反対の立場で、公約には延伸の是非を問う住民投票の実施や完全自動運転のバス高速運輸システムの導入などを掲げています。 上田憲一候補は、ＪＲ宇都宮駅西側の商業施設の前で支持を呼びかけました。 上田候補は宇都宮大学農学部を卒業後、栃木県の職員などを経て現在は、「宇都宮市のＬＲＴに反対し公共交通を考える会」の代表を務めています。 ＬＲＴ事業に対して真っ向から反対だと強調し、路線バスや道路の整備を優先させるべきだと訴えました。 毛塚幹人候補は、宇都宮駅の西側にある商業施設の前で第一声をあげました。 毛塚候補は東京大学法学部を卒業後、財務省に入省。２０１７年には茨城県つくば市の副市長に史上最年少の２６歳で就任して４年間務めました。 ＬＲＴの事業について市民と丁寧な対話をしたうえで強く推進していきたいと訴えました。 宇都宮市長選挙は県知事選挙と同じ１１月１７日に投開票されます。 ※とちぎテレビでは県知事選挙、宇都宮市長選挙の投開票日当日、１７日の午後６時５５分から開票特別番組を放送します。