〝海外で働く20代〟なぜ?どうやって? 22歳が音声で紹介 「当たり前じゃない」に気付いてから
就活時の不安「海外で働き家庭を築けるか…」
「海外ではたらく私たち20's」はこれまでに16回の配信を重ねています。最新回でインタビューしているのは、ドバイを拠点にエミレーツ航空の客室乗務員として働きながら、リモートで日本国内の大学院の修士号を取得した女性に話を聞いています。 実は田岡さんも、2年前の就職活動の際、就職を希望する先に客室乗務員の選択肢もあったといいます。 ただ、自分自身のキャリアを考えたときに、「海外を飛び回りながら家庭を築くことはできるだろうか」「もし海外で働き始めたら自分の性格上、仕事とプライベートの両立が難しいかも知れない」と不安が先立ち、国内の大手企業に就職を決めたそうです。 現在の選択に「後悔はまったくない」といいますが、田岡さんは、自身も含め「20代の女性」には特有のキャリアの悩みがあるのではないかと感じているそう。
「そんな選択肢もあったのか」
ポッドキャスト「海外ではたらく私たち20s」でインタビューをしていると、「そんな選択肢もあったのか」と気付かされる日々だといいます。 「最も驚いたのは、フランスに住んでいるゲストの方から、出産や育児などのライフイベントに合わせて学校に戻る女性が多くいるというエピソードでした」と田岡さん。 産休や育休中に大学院に通うことで、時間を有効に使いながらキャリアを停滞させずにステップアップできる選択肢があることに気付かされましたといいます。 さらに、学生ビザで海外の大学院に進学し、その間にインターンを通じて実績を積むことで、卒業後の現地就職を目指すという、実践的で地に足のついた海外での働き方があることも知りました。 「インタビューをしていると色んな道があることに気付かされることが多いです。周りにロールモデルがいないと、なかなか知り得ない『道』だとも感じました」 現在、田岡さんの元には「番組製作に協力したい」「ゲストの方と同じように海外で働きたいと思っているけど、どうしたらいいか」といった声が徐々に届きだしているといいます。 田岡さんは「まずは番組を続けることが大きな目標です」としつつ、ポッドキャストでの海外で働く20代女性へのインタビュー発信だけでなく、コミュニティー運営などにも関心があり、「無意識の思い込み」に気付くきっかけを提供するような活動をしていきたいと展望を語ります。