【作業効率を上げるテク3選】メンタルをむしばむ仕事のキャパオーバーを防ぐには?
【2】自分の生産性が最も上がる時間帯を知る
さらに著書では「会議や約束などがまったく入らないフリーの日があったら、優先するべき3つのタスクをそれぞれ何時にスケジュールする?」とマーティン氏は問いかけている。 この質問の答えは、「自分の生産性が最も上がる時間帯を知るアプローチが必要」とのこと。具体的な実践方法は、1日のうちの特定の時間に特定のタスクを行うことを1週間続け、翌週はそのルーティンを変え、繰り返しテストしながら自分にとって最も効率のいい働き方を導き出す。 マーティン氏はまた、自分が「ゾーンに入っている(集中力が高まり、リラックスしつつも実力をフルに発揮できる状態)」と感じた時間や条件などを記録しておくことも推奨している。それにより、自身の作業効率が上がるトリガーが何なのかが明確になる。
【3】仮想のアシスタントに指示を出す
これは“先延ばし癖”改善のためのワークハック。マーティン氏の著書では「先延ばしにしてしまったやるべきことに改めて取り組み直す際は、頭の中でアシスタントがいることを想像して」とアドバイスしている。そのアシスタントにどんな指示を出すか、何を用意してもらえばスムーズに作業を始められるか、と自問してみよう。 彼女曰く「私たちの脳は“準備が整った環境”でこそ活発に働く」そうで、準備をする力を高めることが仕事へのギアを効率的に上げることにつながるという。
仕事のストレスは誰しもが抱えるものだからこそ、作業の効率化を図ってタスクとの上手な付き合い方を模索したい。自分の好きなことができるプライベートな時間を確保することは、メンタルケアに時間を割けられることでもある。 それでも心やメンタルに異変を感じたときは、まずは自分自身でそれに気づき、相談や受診などの⾏動に移すことが大切。また周りに不調を感じていそうな人がいるときは、一歩近づいて声をかけてみることも忘れずに。
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