《災害時に生活用水くみ上げる防災井戸》あんしんセンターなど新たに3カ所設置【高知】
高知さんさんテレビ
災害時の救世主が設置されました。高知市の施設に災害時に水をくみ取れる防災井戸が設置されました。 高知市にあるあんしんセンターの駐車場の一角に設置された手押しポンプ式の防災井戸。地下6メートルから水をくみ上げます。 川村和久アナウンサー: 「今回設置された防災井戸。私の手でも簡単に出すことができます。どんどん水が出てきてバケツの中に水が溜まっていきます。この水、飲み水としては使えないんですが、トイレなどの生活用水として災害時に使うことができます」 防災井戸は南海トラフ地震で断水した時などに使ってもらおうと、地すべり防止の工事などを手がける大豊町のムクタ工業など県内3つの企業が協力して設置。新たにあんしんセンターと東部総合運動場の2カ所に設置し高知市に寄贈しました。9月25日高知市の桑名市長から感謝状が手渡されました。 設置された防災井戸は今年1月の能登半島地震の時にも使われ、被災者の生活を支援しました。現在高知市には市が管理する41基と個人が所有する107基が設置されていて断水時でも生活用水を調達できます。 椋田新也代表取締役: 「高知県の場合は南海トラフ地震だけではなく、集中豪雨や台風災害等もあると思います。いかなる時でも避難生活等出た場合防災井戸が少しでも役に立てればいいと思っています」 高知市にある防災井戸はオーテピアや指定避難場所の学校などにも設置されています。
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