MLB公式が“ネクスト山本由伸”と22歳日本人を特集 昨年「誇大広告から逃れた」若き剛腕の名前は
MLB公式サイトで高橋宏斗特集
大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は、移籍1年目の今季、18試合に登板して7勝2敗、防御率3.00。シーズン途中で故障離脱したが、ポストシーズンでは4登板で2勝をマークし、ワールドシリーズ制覇の立役者の1人となった。“ネクスト山本由伸”は誰か。早くもMLB公式サイトでは、とある日本人投手を紹介。現在行われている「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」でも活躍する22歳の右腕を名指しし、「すでにアメリカ行きを夢見ているのも驚くことではない」としている。 【動画】「安打不可能」「狂気だ」 米投球分析家が160km超ストレートより驚いた日本代表投手の一球がスゴイ MLB公式サイトに「ネクストヨシノブ・ヤマモト? 彼はすでにメジャーリーグを夢見ている」という見出しで掲載された特集記事で注目されたのは、中日の若きエースである高橋宏斗。執筆したマイケル・クレア記者は、「2023年WBCで、日本の若きエースが注目されないようにする事は簡単だった」として、昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を回顧した。 そのWBC日本代表チームでは「先発、リリーフとして登板し、球場のあちこちへボールを打ちまくる」大谷翔平投手、「昨年冬にドジャースに入団する前、NPB最高の投手として3年連続となる沢村賞受賞を1年後に控えていた」という山本、「そして、今冬メジャーリーグのチームに入団する予定」の佐々木朗希投手などが活躍していたと指摘。 続けて「つまり、当時20歳のヒロト・タカハシは誇大宣伝から逃れることができた。米国との決勝戦でリリーフとして登板し、マイク・トラウトとポール・ゴールドシュミットを三振に打ち取ったにもかかわらず、だ」として、多彩なタレントに隠れがちだったものの、高橋が既に魅せていた才能の片りんを表現した。 クレア記者は「特にササキがメジャーリーグのチームと契約し、スカウト陣が次なる大物を狙い始めると、彼を長い間無視するのは難しいかもしれない」と、近い将来、大リーグ各球団の次なるターゲットとして高橋の名が挙がることを予想。「タカハシは今年、12勝4敗、防御率1.38を記録。また、K/BBは3.82とさらに前進し、侍ジャパンの若手投手の中で最高の地位を固めた」と、この2年での成長ぶりにも太鼓判を押した。 現在の日本人投手の活躍に触れ「オオタニやヤマモトのような投手がメジャーリーグで成功を収め、ササキが入札前に注目されていることを考えると、タカハシがすでにアメリカ行きを夢見ているのも驚くことではない」としたクレア記者。年齢を理由に「海を渡るまでにはおそらく数年かかるだろう」としながらも、将来の大リーグ入りに多大な期待を寄せていた。
THE ANSWER編集部