ゴールを狙うベルテックス静岡のディレイニー（カメラ・塩沢　武士）

◇りそなＢ２リーグ　第１３節　ベルテックス静岡８５－６５神戸（１８日・静岡市中央体育館） 　ベルテックス静岡が神戸を８５―６５で下し、Ｂ２昇格２年目で初の５連勝を飾った。静岡市初登場となった新外国人・フィン・ディレイニー（２９）が攻守で勝利に貢献。ホームの連敗を４で止め、貯金は今季最多の４となった。次節（２１、２２日）はホームでＡ千葉を迎え撃つ。 　ホームアリーナで久々の白星だ。敵地で４連勝して戻ってきたベルテックス静岡が今季最大の２０点差で神戸に快勝して本拠連敗を４で止めた。県内では県武道館で行われた１１月３日の福井戦（９２〇８６）以来。静岡市中央体育館では１０月２７日の熊本戦（８２〇７５）以来となる５２日ぶり白星に森高大ヘッドコーチ（３５）は「勝ってブースターに恩返ししようと話して選手を送り出した」と、笑顔を見せた。 　静岡市初登場となったディレイニーが存在感を示した。沼津開催だった第３節・鹿児島との第１戦で負傷し、一時インジュアリーリストに入っていた新助っ人がスタメン出場。ゲーム展開でプレー時間は１７分１９秒だったが、１３得点を奪うなど攻守に活躍し、「素晴らしい勝利の瞬間だった」と、うなずいた。 　Ｂ２昇格１年目の昨季は４連勝が２度あったが、５連勝はチーム新。前々節の福島戦でディレイニーが復帰してから負け知らずで、出場した試合は今季８勝２敗。次節は昨季からプレーオフを含めて、８戦全敗中のＡ千葉と激突だ。「何とか食らいついていきたい」と、指揮官。５連勝で波に乗るベルテが強敵に挑戦する。（塩沢　武士）