NHK朝ドラ「ばけばけ」 ヒロインの夫役に英国人俳優トミー・バストウ「長い間、日本で働きたいと」
NHKは27日、NHK大阪放送局で2025年度後期連続テレビ小説「ばけばけ」出演者発表会見を行い、俳優でミュージシャンのトミー・バストウ(33)がヒロインの夫・ヘブン役を演じると発表した。 トミーは1991年8月26日生まれでイギリス出身。07年にロックバンド「FranKo」を結成し、リードボーカルとして現在も活動中。08年に映画「ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日」で俳優デビューし、24年にはエミー賞受賞ドラマ「SHOGUN 将軍」にポルトガル人司祭マルティン・アルヴィト役で出演した。 今回、応募者1767人のオーディションで見事ヒロイン松野トキの夫・ヘブン役を射止めた。ヘブンはラフカディオ・ハーン(小泉八雲)がモデルとなっている。 トミーは「長い間、日本で働きたいと思いました。オーディションについては、(ドラマ・将軍で共演した)穂志もえかさんから(朝ドラの)オーディションを教えてくれました。もえかさんが教えてくれなかったら出ませんでした。すごく恩があります」とりゅうちょうな日本語で明かした。 自身が演じるヘブンの元になった人物ラフカディオ・ハーンについて英語で「ハーンさんは、父母にある意味捨てられたんですよね。それによって愛をずっと求めていた方。いろんな国に行って、いろんな方に会って、愛をずっと求め続けていて、だけど人間関係は難しくて、求めれば求めるほど遠ざけてしまう方なので、そこを表現していければ」と意欲を語った。 松野トキを演じる高石あかりは「この物語のモデルとなった小泉八雲さんとセツさんの2人の空気感が私はすごく大好きで、それは2人だけの愛があるからだと思っているんです。今回はトミーさん演じるヘブンさんとの愛をしっかりと見てくださるみなさんにお届けできるように、私たちもコミュニケーションをたくさんとって、楽しい撮影期間になればいいな。みなさん見守ってくださるとうれしいです」と満面の笑顔を見せた。
東スポWEB