藤田菜七子の父親が語る…引退直前に「娘から送られてきたLINE」と「電撃引退への本音」
「我々は結果を受け止めるだけ」
藤田は競馬界では珍しく、会社員の父のもとに生まれた一般家庭の出身だ。小学6年生のときに偶然テレビで見た競馬中継に心を奪われ、週5日で乗馬教室に通いながら騎手を志した。 そんな彼女を支えてきた父は、娘の突然の引退劇をどのように感じたのか。 ――今回の菜七子さんの引退について、どう思われていますか? 「そこはもう、本人に全部任せているので、『辞めます』という彼女の決断に対して我々が意見するっていうのは全くないんです。彼女を競馬の世界に預けたときに、根本(康広)先生に全てお任せしました。 ちょっと今回はいろんな事情があったので、我々は結果を受け止めるだけです。 預けた以上はお任せしているので、うちからこれが違うとか、あれが違うとか、こうしてほしいというのはありません」 今回の引退が明らかになる前、じつは父親は根本調教師とも電話で話していたという。気になるその中身とは――。 つづく後編記事『藤田菜七子の父親が明かした「娘のこれから」と「根本康広調教師と話したこと」』では、藤田への思いや今後について詳報する。
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