宮崎出身20歳が試合決めるサービスエース 五輪代表入りアピール「九州でバレーできてうれしい」【男子バレーネーションズリーグ】
◆男子バレーネーションズリーグ1次リーグ 日本3―0イラン(4日、北九州市・西日本総合展示場) ■52年ぶりメダルへ日本代表登録メンバー【一覧】 20歳のホープ甲斐優斗(専大)が途中出場しパリ五輪代表入りへアピールした。第3セットの途中からコートに入り、マッチポイントからストレート勝ちを決めるサービスエースを決めた。「最後まで思い切ってサーブをうちました」と大事な局面でも落ち着いていた。 石川祐希(ペルージャ)と高橋藍(サントリー)が不在だったブラジルで行われた第1週は3試合でスタメン出場。「試合の組み立て方などをコートに入って感じることができたので良かった」。大きな経験をして、この日も途中出場ながらサーブやスパイクなどで存在感を示した。「ブラジルで多くの試合に出ることができてそこで自信をつけたのでこれからまた発揮できたら」とさらなるアピールを誓う。 フィリップ・ブラン監督は「甲斐にはパリ五輪に出たいなら自分の持っている技術を示しなさいと伝えた。この試合で彼はそれを示してくれたと思う。これからも機会を与えたい」と若手の成長に期待を寄せる。 宮崎県延岡市出身。九州で初めて行われたネーションズリーグで躍動し「九州でバレーができることはすごくうれしい」と甲斐から笑みが浮かんだ。
西日本新聞社