【時系列でわかる②】イスラエルと「ハマス」武力衝突(12日~15日まで)
■日本時間10月13日午前 邦人退避のためチャーター機を手配
松野官房長官は、記者会見で「邦人の出国を支援し安全確保に万全を期す観点から、10月14日に(イスラエルの)テルアビブを出発する(UAE=アラブ首長国連邦の)ドバイ行きのチャーター機を手配することにした」と表明しました。 自衛隊機の派遣については「状況の推移を見極めながら邦人の安全確保に万全を期すべく適切に対応する」と述べました。
■日本時間10月13日午後 ガザ住民らに24時間以内の移動勧告
ロイター通信によりますと、国連はガザに住むパレスチナ人約110万人について、24時間以内に南部に移動すべきとの通告を、イスラエルから受けたことを明らかにしました。 この通告の目的は明らかにされていませんが、イスラエル軍がガザへの地上侵攻の準備を進める中、緊張が一層高まっています。 国連報道官は声明で、「さらなる悲劇を回避するため、指示の取り消しを強く求める」としています。 国連の報道官によりますと、イスラエル軍による指示は、すべての国連職員と、学校、保健センター、診療所などの国連施設に避難している人々にも適用されるということです。 イスラエル軍がガザ周辺に部隊を集結させ、地上侵攻に向けた準備を進める一方、民間人を退避させるための人道回廊設置に向けての協議も関係国の間で行われていますが、実現のメドはたっていません。
■日本時間10月13日午後 イスラエル軍「数日以内にガザで重要な作戦」
ロイター通信によりますとイスラエル軍は「数日以内にガザで重要な作戦を行う」とした上でガザの住民は直ちに退避するよう警告しました。また「イスラエル軍が次の許可を出すまで住民はガザに戻ることはできない」としています。 国連もガザの住民約110万人について24時間以内に南部に移動すべきとの通告をイスラエルから受けたことを明らかにしています。近くイスラエル軍によるガザへの地上侵攻が始まるとみられます。 一方、関係国の間では民間人を退避させるための人道回廊設置に向けての協議も行われていますが実現のメドはたっていません。イスラエル軍が地上侵攻に踏み切った場合多くの住民が戦闘の巻き添えになることが懸念されます。