岡崎紗絵&宮澤エマ&Snow Man・向井康二、杉野遥亮主演ドラマ『マウンテンドクター』に参戦 コメント到着
■宮澤エマ ――オファーを受けたときの感想を教えてください 医療モノが初めてだったので、私にとっては全く新しい世界でした。台本を読み進めていくうちに、山岳医療に携わるのはどんな方たちなのだろう、どんな生活を送り、どこで活動されているんだろう、と純粋な興味がたくさん湧いてきました。知らない世界だからこそ、何の先入観も既存の概念もなくスッと世界観に入り込めて、初めての医療モノが山に携わる人たちの分野だなんて本当に楽しみになりました。また、山岳看護師は日本でもかなり少なく、そんなプロフェッショナルな職業の方々が見ても違和感のないように演じなければ…とプレッシャーを感じています。 ――撮影現場の雰囲気はいかがですか? 私は雪山でのクランクインで、生きるか死ぬかのシチュエーションに置かれて、絶対に良い作品にするんだというギアが一気に入った気がします。病院を貸していただいたり、雪山で撮影したり、緊迫感が漂う現場なので、キャストとスタッフが一丸となって良い映像を撮るぞという集中力が、一段階違う気がしています。杉野さん以外は初めましての方が多くてドキドキしていたのですが、シリアスな題材のわりに現場は和気あいあいとしています。私にとっては『罠の戦争』でご一緒したスタッフさんが多いので、安心して撮影に挑めています。温かくてアツいチームなので、これからの撮影がすごく楽しみです。 ――宮澤さん演じる“鮎川玲”の魅力を教えてください 玲は、山小屋を経営する祖父の元で育ち、山を愛し笑顔溢れる山ガールと呼ばれるような女の子でした。しかし、ある出来事を境に山を嫌うように変わってしまう、彼女の性格にそれほどまで大きな影響を与えてしまうようなことが起きてしまいます。歩が玲と出会うのは変わってしまった後なので、一見冷たくシニカルに見えるかもしれませんが、根にあるものは彼女の真面目さであることに変わりはない。その出来事とも真剣に向き合ったからこそ、山岳看護師という仕事に正面から向き合えなくなってしまったのではないかと。逆にそこは向き合わなくてはいけないという義務感やジレンマ、自分の中で解消しきれていないことに対して中途半端な気持ちでいるのかなと思います。周りに惑わされず歩たちにストレートに突っ込んだりするところもありますが、それは彼女がクールというより、自分のペースで真面目に生きているからで。一周回ってすごく愛おしいキャラクターだなと思っています。 ――共演者の皆さんの印象はいかがですか? 杉野くんは本当に歩っぽくて、真面目で真摯に役に取り組みたいという思いが根底にある熱い男なので、彼の作品に対する向き合い方がみんなに伝染しています。もっと壁がある方なのかなと思っていましたが、想像の数百倍予想外で、現場では常に面白いです。ワンダーな感じがします(笑)。お互いツボに入るところが同じらしく、現場でもよく2人で笑っているのですが、周りは何でそんなに盛り上がっているのか分からないみたいで(笑)。『罠の戦争』の時は敬語で話していましたが、今回はクランクインの日からタメ口で話しかけてくれました。私はその方が気楽なのでよかったなと思って、いつの間にかグッと距離が縮まった感じがしています。クランクアップの頃には“杉野マイスター”になっていればいいなと思います(笑)。 岡崎さんは、芯が通っていてハートがしっかりしている方だというのがすぐに伝わってきました。頭の回転も速いですし、一緒にいると居心地が良くて楽しいです。今後の撮影で、役柄的にもどんどん距離が縮まっていくと思うので、もっとお近づきになれたらうれしいです。 向井さんは入ってきた瞬間から“しんちゃん感”が強かったです! 焼き鳥屋さんでの撮影日、向井さんはすぐにムードメーカーになって初日から誰よりも喋ってくれていて。すごく気遣いができますし、スタッフさんには気を遣わせないようにコミュニケーションを取っていらっしゃいました。周りの空気を良くする、空気を循環させてくれる方です。 ――『マウンテンドクター』の見どころ、注目してほしいポイントを教えてください 山岳医療に馴染みがある方は少ないかもしれませんが、その分本当に奥が深い世界で。長野県での撮影でも、ふと窓の外を見ると山々が連なっていて、山に囲まれた日本で生まれ育つことの素晴らしさを感じると同時に、だからこそ山は人間がコントロールできない自然だということを忘れてはいけない、山を登るというのはいかに自然の脅威に挑んでいるのかということを教わる作品でもあると思っています。人と山はどう共存していくのか、それに対して医療はどう向き合っていくべきなのか。何が正解なのか、白黒つけにくい状況もたくさん出てくるので、極限状態の中で迫られる選択に、何が正しいのか一緒に考えながら見ていただけたらうれしいです。