沖縄県産食材を使った料理を並べる

　沖縄フルーツランド（名護市為又）2階に9月22日、ビュッフェレストラン「安里家ダイニング＆キッチン」がオープンした。（やんばる経済新聞） 【写真】ビュッフェレストラン「安里家ダイニング＆キッチン」 　運営は飲食店を展開する「ハンズオンカンパニー」（那覇市牧志2）これまで団体専用の予約制で営業していたレストランスペースを活用する同店。店舗面積は150坪。席数は、テーブル席100席。親子連れや女性客などの来店を見込む。 　沖縄フルーツランドの安里博樹社長は「お客さまや地元民から、家族みんなで気軽に食べられる場所がほしいとの声が多かったため、数年前から出店を計画してきた。名護市内にはランチビュッフェを提供しているレストランがないため、運営ノウハウのあるハンズオンカンパニーの協力を得た」と話す。 　コンセプトは「沖縄の地元食材を使った和洋中料理」。食材は、ブランド鶏「やんばる地鶏」や北部エリアで水揚げされた魚介類、島野菜など季節の地域食材を使う。メニューは、沖縄そば、ゴーヤーチャンプルー、すし、沖縄天ぷら、ステーキなど常時約50種類をそろえる。 　安里社長は「当施設は今月50周年を迎えた。北部エリアの観光が盛り上がっていく中で、市内には100人規模で受け入れられる飲食店が少なく、観光客への受け皿の一つとしてもこの規模感のレストランの必要性を感じてきた。地元の企業の打ち上げやパーティー、忘新年会の会場としても利用いただけたら」と話す。 　ハンズオンカンパニーの梶原健太郎社長は「日替わりの料理にも力を入れ、ステーキは注文が入ってからビュッフェコーナーの鉄板で焼き上げるなどライブ感も意識した。当面の間は県民割を行うほか、10月中にはディナー営業も始める予定。観光客とインバウンド需要の増加を見据え、施設や地域に人が集まるきっかけをつくりたい」と話す。 　営業時間は11時～15時。利用料金は、大人＝3,960円、子ども（4～12歳）＝1,400円、3歳以下無料。