【ロッテ】2軍で絶好調の藤原恭大、1軍復帰に向け準備着々「上がれる準備はできている」…開幕直前に右膝骨折
右膝蓋(しつがい)骨骨折で2軍調整を続けているロッテの藤原恭大外野手が17日、オイシックス戦(ロッテ浦和)に「1番・DH」で出場し、3打数2安打1盗塁の活躍を見せた。これで2軍では57打数19安打、打率3割3分3厘と絶好調の藤原は「まだまだよくなると思うので、いつでも呼ばれる準備はできている。もっともっと調子を上げていきたいなと思います」と、1軍復帰への意欲をのぞかせた。 開幕前の3月10日のソフトバンク戦(ZOZO)で右膝に自打球が直撃して負傷し、「人生で骨折したことなかったので、痛いけど、骨折とはわからなかった。徐々に足が曲がらなくなってきて、これやばいなと思った」。翌日に浦安市内の病院で右膝蓋骨骨折と診断された。全治3か月ほどかかる見込みとされたが、5月29日の楽天戦で「2番・DH」で実戦復帰すると、今月1日には守備にも復帰。現状については「怪我する前よりかは良くはなってないですけど。少しずつ戻ってきていると思います。(程度的には)9割ですかね」と説明。「スライディングとかする時にちょっと怖さはありますけど、痛さはないのでそこは大丈夫です」と話し、この日の試合では盗塁も成功させた。 今月12日のDeNA戦では4安打1打点。15日のオイシックス戦はマルチ安打を放ち、16日は初回先頭打者弾を含む猛打賞の活躍を見せた。この日も第2打席に追い込まれてから三遊間に鋭い打球をはじき返して左安にすると、6回には右前打を放ち、マルチヒットを記録した。 チームは交流戦を7勝9敗2分で終え、首位と9ゲーム差の3位につけている。1軍復帰を狙う藤原は「開幕に合わせてずっとやってきたので、悔しい気持ちもありましたけど、焦らずしっかり治して、いまは挽回できるようにということを考えてやってます」。走攻守の三拍子揃った24歳が、起爆剤になる準備を着々と進めている。
報知新聞社