催涙スプレー、父の鞄から無断で持ち出す 小6男児が学校で噴射し7人軽症 三重・名張市
メ~テレ(名古屋テレビ)
三重県名張市の小学校で6年生の児童が遊具などに催涙スプレーを吹き付け、児童7人が目の痛みを訴えて病院に運ばれました。なぜ催涙スプレーが持ち込まれたのでしょうか。 名張市の名張小学校で20日午前8時50分ごろ、学校から「スパイスのようなものが児童の目に入り、痛みを訴えている」と消防に通報がありました。 警察などによりますと、6年生の男児が催涙スプレーをシーソーや教室の後ろのドアに吹き付け、近くにいた4年生と6年生の男女7人の児童が目の痛みを訴え、救急搬送されました。 「びっくりした。小学校で起きると予想していなかった」(名張小学校の保護者) 搬送された児童7人は、全員軽症と診断を受けたということです。
自宅から無断で持ち出す
男子児童はなぜ催涙スプレーを持っていて、遊具に吹き付けたのでしょうか? 名張市教育委員会によりますと、男子児童が吹き付けた催涙スプレーは、自宅から持ってきたものでした。 催涙スプレーは男子児童の父親が1年前にインターネットで購入し、かばんに入れてありましたが、男子児童が無断で持ち出したということです。 そして午前8時ごろ、授業が始まる前、友達と会話する中でシーソーやドアに吹き付けたということです。 小学校は、少なくとも20日いっぱい、休み時間などに児童が校庭で遊ぶことを禁止し、シーソーなどの洗浄を行う予定です。また、臨時の保護者会を開いて経緯を説明するとともに、子どもの持ち物に注意を払うよう協力を求めるということです。