DDT退団直前の大石真翔が語る13年間の思い出とこれから 「良かったと思うことはいっぱいありますけど、秋山さんのそばでプロレスを勉強できたのが1番嬉しかったかもしれない」
気になる宮城での新生活の予定は・・・
――9・29後楽園ではディーノ選手とDDT所属としては最後のシングルがあります。大石選手にとって男色ディーノはどういう存在でしょうか? 大石 ハハハ。ディーノは…友達ですね。あんまりプロレス界にもいないんですけど。DDTに入る前はすごい天才だと思ってたんですよ。もうある種の天才レスラー。非の打ちどころのないレスラーだと思って。DDTに入って一緒に試合するようになったら、意外とポンコツだったんですよ、意外と(笑)。なので、支えてあげなきゃいけないこともあるなあと思ってから仲良くなりました。みんなそうだと思うんですよ、男色ディーノっていうのを。マッスル坂井さんだったり。 意外と「こいつポンコツ」だなと思えてから、すごくもっと好きになりました。ディーノののやりたいことを実現したいって思わせる人です。結構突拍子もないこと考えるんで。「この技考えて、こういうことしたいんだけどできるかな?」て言って。 それをなるべく完成形に、あいつの理想に近い形で。だから下請けですよね(笑)。なんか色々実現させたり。それをさせたくなるやつなんで、そういう面ではやっぱいい友達だと思ってます。DDTはあんまりいない。キャリアも同じぐらいだし、年も同じぐらいだし。 ――わかりました。DDT所属ラストの10・3新宿大会ではディーノ選手と組んで勝俣瞬馬&MAO選手の持つKO‐Dタッグに挑戦します。 大石 僕もうっかり忘れてたんですけど、男色&大石、挑戦何回かしてるんですけど、結局取れなかったしで、だからチャンスを伺ってたところはありますね。それが最後の日になったっていうだけで。でもベルトさえ取ってしまえば、レギュラーでDDTは私を呼ばざるを得なくなるので。僕が仙台に行っても交通費払って呼んでもらいます ――王者組は「弟子」のしゅんまおです。 大石 そうですよね。ギリギリまでシャーデンかなと思ってたんですけど。あの2人は 結構長い間一緒にいて。本当に最初は申し訳ないなと思いながらアイドルやっていて。でもなんかおこがましいですけど、アイドルグループやってるうちは、僕の教えられるところがあるなら教えられたら、少しでもなんかの糧になればと思って。結構うるさく言ってきて。よくついてきてくれたなと。本心で あの子たちがどう思ってるかわかんないですけど、でもね「師匠師匠」って言ってくれるんで、そのでかい壁になってやろうかなと。 お前らが挑戦してこいぐらいの気持ちで受けて立とうと思ってます。気づいたら立派なチャンピオンになってたんで 嬉しいです。 ――「師匠を介錯するのも弟子の役目」という言葉も出ていますが。 大石 できるもんならしてみろよって感じです。まだまだプロレスはやるつもりで。やめるつもりはないんで。まだね、話の途中だよっていう。介錯なんかできるのならしてみろっていう感じです。 ――退団後の宮城での生活で思い描いてることなどありますか? 大石 今決まっていることは何もないんですよね。本当になんか呼ばれたら出るし。向こうで、それこそバスの運転手やってもいいし。仕事があればなんでもしますって感じですね。なんか色々考えてることはあるんですけど、それはおいおい(笑)。それを実現させるために色々頑張っていこうかなと。まだまだ45だと思ってるんで。ここかたできることはまだいっぱいあると思うんで家族を幸せにするために頑張っていこうかなと。斉藤ブラザーズともせっかく宮城なんで。TAXI飯もあるし。本当に一緒にご飯とか食べ行きたいですね。美味しいごはん屋さんに、まこりん飯を色々連れていってあげたいなと(笑)。スピンオフで。いっぱい食うんだよな~あいつら。頑張って稼ぎます。家族と斉藤ブラザーズに飯を食わせるために。
週刊プロレス編集部